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『∞2』
2010/6/16 on sale
¥1,300(tax in)
AVCD-31843
<CD収録曲>
3 HARUKA

 6月4連続リリース第2弾です!同日発売がもう一つあるので一日早く告知します。

 長年の夢が叶い、やっと歌ってもらうことが出来ました。それまで何度も伴ちゃんと「いつか一緒に創れたらいいね」と話していたので、やっぱり願いって思い続けるとカタチになるものだなぁ、とつくづく思います。

 早速ライブでも披露してくれていたんですが、やっぱり伴ちゃんの声には圧倒的な存在感があります。普段は口数の少ない彼女ですが、歌を歌う時の彼女の声には、まるでハープの弦が一度にいくつも鳴っているようないろんな響きが聴こえてくる。

 それは希望だったり絶望だったり、優しさだったり、ぬくもりだったり、悲しみだったり、負けない気持ちだったり・・・だから言葉にムダな修辞は必要ないんだよね。

 そのせいかこの詩もとてもシンプルな作品になってます。でも伴ちゃんが歌うと思わずジーンと胸になにかが込み上げてくるような不思議な感覚に陥ってしまう。

 亮くんのギターもとてもシンプルな音で泣いているし、アレンジも余計なものは一切ない。

 こういうアーティストとコラボさせてもらうとあらためて歌詞と散文詩では選ぶ言葉が変わってくることを思い知らされます。歌ありきの言葉遣いをしないといけないんだよね。詩だけで完結させようなんて思ったら完全に向うべき方向性をロストします。

 だからまずは歌う人の声を自分の耳に、心にしみ込ませないとならない。逆に云えば常にそれを心がけてきた自分のやり方に間違いはなかったんだな、と確信させてくれた一作でもあります。

 このなんとも言えない郷愁感が漂う、いつものぼくとはまたちょっと違ったHARUKA、是非一度聴いて、読んでみて下さいね!

Kenn Kato