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7thシングル「Orion」
2009.11.25 ON SALE

【CD+DVD】AVCD-31716/B \1,890(tax in)
【CD】AVCD-31717 \1,050(tax in)
【CD収録】
1. Orion  →ABC・テレビ朝日系ドラマ「アンタッチャブル」主題歌
2. 時の雫
3. Drive away(GOGO's Remix)
4. Orion(Instrumental)

【DVD収録】
Orion<MUSIC VIDEO Monochrome Version>

 これまでのActiveなGIRL NEXT DOORから大きくイメージチェンジを図った今作。サウンド的にもyujiのギターサウンドやストリングスの生音がフューチャーされ、PVやスタイリングなどのビジュアルイメージも歌のイメージに合わせて大きく生まれ変わっています。

 大きなうねりの中で一所懸命に作品を世に送り出してきましたが、今年はコカコーラのイベントや、学園祭などで行われた2時間近いライブも好評をいただき、来年にはツアーの計画の話も出てきました。これはある意味で、アーティストとして、バンドとしてようやく本当のスタートラインに立てる時期が迫ってきたということです。

「これまでのやり方に問題点はなかったか?」自問自答を繰り返したり、
「これからをどうよくしていくべきか?」議論を重ねたり・・・

 スタッフにとってもここまでの道のりは正直長く、険しいものでしたが、あともう少しで第一目標地点に到達できるところまで来たというところでしょうか。。。(涙)

 ぼくらavex traxのプロデュースチームが心血を注いで育ててきた彼らも、ようやくNext Doorを開け、新たなるステージへと突入していくカウントダウンが始まったともいえます。

 今回の作品は現在テレビ朝日系で放映されているドラマ「アンタッチャブル」とのコラボレーションです。それにあたり千紗とぼくが別々に脚本を読み込み、それぞれが感じた部分を話しあいながら作詞制作を進めてきました。

 「自分では恋人だと思っていたのに、相手はそう思っていなかった」という千紗自身の実体験が、大輔が生みだしたせつないメロディーラインから湧き上がるイメージや、ドラマの中で仲間由紀恵さん演じる鳴海遼子の想いに重なるという部分をベースに置いて、それにぼくがドラマの底流に流れる大きなテーマを織り込むカタチで書き下ろしました。

 これまでシングルのc/wでのみ展開されていた深めの詩想観を持つ詩が表に出るタイミングに来たというところでしょうか?

 聴き手との一体感を大切にした「元気になれる共感」を呼ぶFRIENDSHIPやInfinityといった作品とは対極にあるもう一つのGIRL NEXT DOORのスタイル。主観的な心の痛みや悲しみ、現実の厳しさに直面しながらも、それを乗り越えて「生きる」ことを貫こうとする「ひたむきさへの響感」で聴き手の皆さんと繋がれるように描いたミディアムバラードです。

 Infinityの歌詞の中には主要登場人物の役名が隠されていましたが、本作では歌詞とPVの中に、ドラマに出てくる「名無しの権兵衛」の正体に繋がるヒミツが隠されています。

「会いたくて、会えなくて…でも会いたくて」
「未来はいつでも逃げない瞳の中にある」

 会いたくても会えないせつなさ、悲しみから目を背けることなく自分らしさを貫いていく強さみたいなものを感じていただければなによりです。そんな凛とした瞳の輝きを冬の星座Orionの伝説にかけて描かれた世界をお楽しみ下さいm(_+_)m

 c/w「時の雫」は別れた恋人への訣別の意志を歌い上げた和風的色彩感にあふれる作品。この作品に対する相手の男性の想いを綴った作品が現在制作中のアルバムに収録される予定です。千紗と話す中で気がついた「終わった恋」に対する女心と男心の微妙なニュアンスの違いを表現できているか・・・まだまだGIRL NEXT DOORの道は続きます。こう御期待!