今日時間があったのでdocomoショップに新しい携帯を見に行った。

事前にdocomoに勤める友人に、いまの機種なら新しい機種に変える必要はないと言われていたんだけど、機械好きだから一応見ておこうと思ったんだ。

その時思った。

いまじゃコンパクトデジタルカメラどころか携帯でも1220万画素のCCDカメラを搭載してる。ちなみに今回の写真展に展示するデジタル作品の中に1240万画素以上の撮影画素数を持つカメラで撮影した作品はない。

もちろんレンズの交換ができ、露出やシャッタースピードをマニュアルで自在に操ることが可能で、さまざまなレンズやフィルターを使える一眼レフと、携帯に搭載されたカメラを比べること自体ナンセンスだとは思う。でもスペックだけ比較すればそれだけ技術が進歩してきているというのが本当のところだろう。

いまじゃヨーロッパのどの町を訪れても観光客の多くが一眼デジタルカメラを手にして撮影を楽しんでいる。町中NikonやCanon、PENTAXだらけだ。いい意味で捉えれば誰もが高品質な写真を撮れる時代になったといってもいい。

NikonがD100を発売した当初、それをすぐに手にした者はある意味写真撮影に関して大きなアドバンスを持っていたものだ。そのアドバンテージはもはや、ない。

大した才能があるわけでもないのに、その機械の力に甘えてしっかりとした研究や経験を積むことを怠ったことの結果を痛感したんだよな。

つまり、ぼくがデジタルからフィルムに戻るきっかけになったのがこの技術革新なのさ。

でも、今回のデジタル作品を新たにプリントしてみて気付いた良いこともある。
600万画素のD100で撮った作品が本当に1200万画素で撮った作品より作品として劣っているのか?

比較してみたけど、なんの遜色もないんだ。撮りたいと思った瞬間がしっかりと押さえられていれば600万画素だって素晴らしいアートフォトが撮れるんだ、と思えたんだ。

もう一度デジタルに戻ってみてもいいかな?とも思っている。

中には720万画素のコンデジで撮影した作品もいくつか展示されているけど、それですら十分な上がりだと思ってる。

写真はスペックで撮るもんじゃない。

感性と想像力で撮るものなんだとぼくは思う。まあいうほど才能はないけどさ(笑)

そして、こんなことも再確認した。

ぼく自身新たなる自分革新を実施していかないと先がない。

まあ、そういうことだ。

同時に自分が時代に追い付かれてしまう前に次の手を打たなければぼくのこの未来はない。

それに残された時間が後十五年、理由は自分がムリをできる時間の猶予がだいたいそれくらいだろう、ってこと

それ以上でもそれ以下でもない。

心配かけてごめんね!