Be the one(Ver.FNL)
For BoA M-US
by Kenn Kato

いま、ためらったり、迷ったり
しなくってもいいんじゃない? だって
一度っきり、二人っきり、
思いっきり Be the one

こわがってる? ドキドキする
戸惑ってる場合じゃないのに
時計は止まらない
こんなんじゃ終われない

なにげに Shy boy?
このまま Good night?
ハンパなままで Go home?
ねえっ! ホントにいいの?

衝動的でもいいんじゃない? Please
突然でかまわない
Shake your heart, shake your heart
目を覚まして Move
いますぐに Don't heave a sigh
感情だけが焦ってない? Freeze
状況がわかってない!
Take a chance, take a chance
逃しちゃダメ If
you want you will be the one

なぜキミを意識する?
理由なんていらない
わがままでかまわない
目的は Be the one

手段なら選ばない
誰かも狙っているから
取りあったり、取られたり
奪ったりもするんじゃない?

いましかない Say yes
賭けるしかない Tonight
もう止められない Two hearts
Nothing gonna stop me, nothing gonna stop you

証明できることってない? Please
それくらいわかんじゃない?
Shake your heart, shake your heart
走り出して Hey!
その胸に Don't tell a lie
抽象的ならあってないよな
あいまいなるミライ
Take a chance, take a chance
カタチにして So
I trust you will be the one

Woo Shake your heart babe
I know you wanna be
Woo woo here we go now
You know I wanna be
Woo woo here we go now
Nothing gonna stop us

RepeatC1,C2

21.NOV.03
by Kenn Kato

COPYRIGHT/ALL RIGHTS RESERVED BY Kenn Kato and rom△ntic high

 基本的にぼくが誰に書いているか、あまり知られていないようなので今日はなぁんとなくこれを持ち出してみた。

 AAAでのぼくの役割が特殊なように、BoAにおけるぼくの起用方法もちょっと変わっているんだよね。当時avexディレクターだったI氏は、メインストリームに康珍化さん、渡辺なつみさんといった作家陣を起用していて、ぼくには極めて洋楽曲に近い楽曲、あるいは完全な洋楽曲に、洋楽らしいメロディーのGroove感を残したまま日本語の言葉を載せていく特殊任務(笑)を依頼してきた。

 唯一ぼくらしい世界観で書かせてもらったのが「KEY OF HEART」だけど、それ以外の「Revolution-CODE:1986-1105」「Ready butterfly」「B.I.O」「Searching for truth」辺りは基本的にノリの良い曲に乗りの良い言葉を載せてメッセージを伝えるというものが多かった。英語バージョンや、全英語曲とか全米進出用の訳詞とかもあったけど、これまた大変なんです。そもそも日本人の文化と欧米人の文化とでは比喩表現や行動の取り方そのものに違いがあるから、日本語を直訳しただけじゃ成立しないケースが多い。ただ訳せばいいってもんでもないのだわ。

 東方神起のデビュー曲「Hug」の日本語バージョン、英語バージョンや伊藤由奈「恋はGroovy×2」の英語版も短い時間でかなり苦労しました。

 あ、そういえば「Earth song」はちょっと変わっていて、結構ぼく的にはお気に入り。過去のしがらみを抱えて反発しあってもなにも生まれないから、過去を受け止めてもう一度向き合おうよ、といったメッセージソングになっていて、韓国と日本の関係を暗示したまさにBoAだから歌える作品になっている。

 で、この作品はその日本語なんだか英語なんだかわからない語感で攻撃的に突き進むGroove感を強調した作品。アルバム後のリカットシングルだったからシングル的にはそんなにセールスは伸びなかったけど、是非一度聴いて見て下さい。

 英語とも日本語とも取れる語感を屈指したつもりの作品です。内容はいまイチ押しの弱い男の子にいらつく女の子のストレートな気持ちを歌った一応Love songなんだけど、一聴は一読にしかず。アメリカの作曲家の曲にこれだけ日本語使うのはかなり至難の業なんだけど、それもまたぼくのひとつの在り方なんだな、といまは思ってます。

 でも基本的に日本語と英語のちゃんぽんにすると動詞の活用や時制の不一致が生じるリスクが高いので、特別にそう言うオーダーがない限り通常は日本語のみで書くように心がけていますが、やる時はなるべくそういう矛盾が出て来ないように努力はしています。

 JSBのGENERATIONなんかもここで習得した語感活用とか韻の多用が後に活かされた曲のひとつじゃないかと思います。

 まあ、次はどこいくかわかりませんけど、また!