Loop

19:30の電車に揺られて
しかめっつら
次の駅ではみんな降りるかな? Woo-
泣き出しそうな低い空模様
傘はない

ぐるぐるまわる電車に揺られて、
目を閉じる
組み込まれた回路のループが
カラダの中を駆けめぐり
ぼくの毎日がリズムに聴こえる

もしもこのまま周り続けたら
なにも変わらないのかな?
いまならば...いまならばまだ間にあうかな?

19:30の電車に揺られて
憂鬱になる
帰る途中でなにか食べようか? Woo-
曇るガラスに映る人混みのどこにぼくはいる?

ぐるぐるまわる電車に揺られて、
目がまわる
息をひそめて眠る
夜空の彼方に未来があるのなら
その時ぼくになにが残るだろう?

もしもこのままどこかに消えたなら
悲しむ人がいるかな?
誰からも...誰からも気づかれずに
もしもこのまま消えてしまえたら
生まれ変われるだろうか?
誰にでも、かまわない
あいされたいLa La La La La La La.....
ぼくならばここにいる
アイサレタイ...La La La La La La La.....




 この曲の著作権存続期間が契約の10年を過ぎたという連絡がJASRACから入った。

 いまからおよそ12年前にボクが書いた作品だ。

 当時から仲の良かった林浩二(現作曲家)に提供した作品だが、結果的には彼の歌で世に出ることはなく、この曲を聴いて気に入ってくれたサイコ(鈴木彩子)のアルバム 「9-nine-」M-6LoopDXCL-24( 07.OCT.1998 )に収録された。

 いまだから言える話だけど、収録はサビを除いた部分がオリジナルに対して大幅にメロ変更されたもので、正直なところボクはそれにかなり抵抗感を覚えていた。

 存続期間が過ぎたことで、この契約を延長しなければオリジナルのメロでリリースすることも可能になったわけだ。

 いま、どうしようか?、検討中。

 それにしても不思議なもんだな。ひとまわり昔の詩なのに、いまの時代を色濃く反映しているように感じるのはぼくだけなのかな?

 山手線はいまも変わらず走り続けている。一周したってところなのかな?

 このとんがった感じ、いまの自分からすると羨ましい限りの若々しさ。。。

 自分にヤキモチを妬きそうないまのぼくでした。