My dear friend | Kenn Kato official blog「heal in the noize」Powered by Ameba

My dear friend

親友との絆って、
一見強く見えるけど、
実はとっても脆いものなんじゃないかな?
心から信じているだけに、
ちょっとした言動でいともカンタンに壊れてしまう。
それが裏切りなのか、誤解なのか、
そんなことはどうでもいい。
ドウシテ、
キミノクチカラ、
ソンナコトバガデテクルノ?
その途端に二人の間には大きな壁が出来てしまうものなんだと思う。
その壁を越えた時、
そこで出会うのが、
真友、だ。

Kenn
2004/04/03(Sat)

ぼく「あーーーーーーーーーーっ」
ボク「~!@#$%^^&*())_)_+}」
ぼく「やっちゃったよー:_:」
ボク「やっちゃったねぇ」
ぼく「なんでーーー」
ボク「下書きボタン押さずに検索したりするからだよ」
ぼく「新規ウィンドウにしたつもりだったのに」
ボク「どのみちしかたねーだろ。もうどうしようもないさ」
ぼく「何話してたんだっけ?」
ボク「うーんと、始まりは・・・ボクとぼくの間にも壁はあるのか、とかなんとか」
ぼく「あ!あるとするなら誤解じゃなくて時間の壁だとか、あえて誤解に近い意味でいえば勘違いなのかもしれない、とか」
ボク「そうそう、お互いに勘違いしてる部分があるだろうから、気づいたらその時その時指摘しあいあってセルフコントロールすればいい。その意味ではこのブログは便利だね、とかいう話になって」
ぼく「端から見るとこのブログはイミフメイでかなりイカレテルけど、とかいう話になったんだよ」
ボク「途中抜けてるかもしれないけど・・・そこはあきらめよう」
ぼく「そこから先は確かこんな内容じゃなかったかな?」
ボク「どんなんだっけ?」
ぼく「そういえばもうすぐ2ndシングルがリリースになるな」
ボク「ホントだ、もう間もなくじゃないか」
ぼく「先に言っておくけど、今回の歌詞も等身大の彼女のストレートなメッセージソングだからそんなに個性的なもんではないよ。その意味ではありがちとまた責められるかもしれない。でもわかりやすいしサウンドによくあっていて勢いがある。これは敢えてこうしたんだ。とかいってたよな?」

ボク「そうそう、2ndシングルが発売になってすぐ連ドラ「ギラギラ」の放送が始まるから、3rdシングルの一部分しか流れないけどほんの少しひねり始めてるのがわかってもらえると思う」

ぼく「で、3連続リリースが終わってやっと彼らの曖昧な輪郭が少しずつはっきりしてくるから、そこからがぼくにとっては本当のスタートだ、ってな感じかな?」

ボク「そうそう、ちょうどいまロケットが衛星軌道に向けて発射されたばかりだからいまは重力に逆らってロケット全開噴射中。当然激しい振動や高熱で多少のトラブルは起きて当たり前だろ?とかいったはず」

ぼく「衛星軌道に乗せられたら、あとは軌道上から安定した状態で出発点=地球=マーケットを振り返りそれまでの反応をまとめてみて彼らの個性をどうするか、どのくらいまでならぼくの色を出せるのか、じっくり考えながら制作していくつもりだ、って話だったよな?」

ボク「だけど次の曲で苦労してる、って話も聞いたや」
ぼく「ああ、おなじテーマですでに別曲に書いてしまってる、ってやつね」
ボク「それがかなり気に入ってるから、書く意欲が上がらない。移植してもいいんだけど、曲に失礼だからなるべくそれはしたくない」
ぼく「作曲した方としては前作より今作の方が気に入ってるから、こっちに厚くしてほしい、って気持ちもわかる。確かに今回の作品に比べると前回のはやや劣るけど、だからこそ詩の力でそれを埋めて見せるという意気込みがあったわけで結果的に全体的に見ればとても素晴らしい作品になってると思うんだ」
ボク「でも血気盛んな若い作家はこだわりが強すぎて俯瞰して全体をみれないから難しいよね」
ぼく「しかもおなじ古語調で書いてほしいときたもんだからなおさらややこしくなってきた。思いきってドラマ性の強いアプローチで攻めようと思ったんだけど、そうすると古語調にした時にリアリティーがなくなっちゃう」
ボク「それで筆が止まっちゃってるんだ」
ぼく「てなわけでだいたいこんなもんかな?」

ボク「その次に確かAppleの」
ぼく「そう、昨日心筋梗塞で倒れたって言う噂を流されて株価操作のだしにされちゃったかわいそうなSteve Jobs CEO。彼とうちの社長って性格は違うけど、どことなくやり方が似てない?って聞こうと思ったんだ」
ボク「確かにかたや自宅のガレージの中で友達と二人でMacintoshという極めて独創的で初めての人でも使いやすいGUIを採用したPCを創ったのに対し、社長もアルバイトで独特のマーケッティング手法を取り入れて才覚を表し、引き抜かれた会社でそれを伸ばし、ついに自分で小さなレコード会社を作った。そこで誰もがすぐ覚えられて親しみやすい作品を創り出していった、って言う流れは似てはいるよな?」

ぼく「しかも何度も失敗したし、相方とケンカしてやめちゃったりとかっていう結構波瀾万丈な一時期を送り、結局彼なしにはAppleは存続できないって言って呼び戻された。ここら辺もちょっと似たようなところがある」

ボク「でもCEO に戻って以来、彼は常に革新的な商品を自信を持って送り出し、時代を変えていったわけだ。iPodが出て来た時なんて本当にみんな~こんなん売れんの~とか冷ややかな目で見てたけど、いつの間にかWindowsでも使えるように改良を加えてその地位を不動のものにした。MP3プレイヤーのシェアはほとんどiPodの独占状態だろ?」

ぼく「否定してたものがいま自分の手元にある」
ボク「Jobsは革新を起こす時に時代の波風に晒されるのは仕方のないことだ、とかつて明言している」
ぼく「同時にそのために多額のお金や人材を投入しなければならないこともわかってる。失敗したらゼロからやり直せばいい、どうせガレージから始まった人生だ、みたいなところがあるじゃん?」
ボク「たしかにそれって、まんま社長さん(ボクはまだ所属してないからさん付けで)の考え方だよな」
ぼく「似てるだろ?」
ボク「似てるよなぁ」

ぼく「もっともぼくらがいま手がけている商品がiPodのように定着するかどうかは、ぼくら次第なんだけどね。ギリギリのところを攻めていき、飛んでくる矢をものともせずにひたすら信じた道を進むそんな彼にどこまでついていけるか」

ボク「なるほど、だからMy dear friendでオチがつくわけか」
ぼく「なんとか思い出せてよかったわ。ちょっと納得行かないところもあるけど、ま細かいところだからいっか」
ボク「いいと思うよ」
ぼく「さんきゅ。消しちゃったの思い出すの、手伝ってくれて」
ボク「なーんも。それではお仕事にお戻りを」
ぼく「はいな」