20年が短くて、80年が長いなんて、
誰が決めたんだろう?
この地球が生まれてからの年月に比べたら
ぼくらの人生なんておおよそ瞬間のようなものだとは
思いませんか?
見上げる空に光る星だって、
いまそこに実在するのかどうかもわからない、
時間なんてそんなものだと、ぼくは思うな。
いつか消えるから、
輝いているのではなく、
輝いているから、
いつか消えるのかもしれない。
永遠が実在するのだとしたら、
時間の概念は消失する。
ぼくらの世界は矛盾だらけなんだ。
あれ?これ使うの何回目だっけ^^:

与えられし時を駆け抜けたキミに
乾杯!

Kenn
2004/01/26(Mon)

ぼく「あのさ」
ボク「なんだい?」
ぼく「ミスチルのHANABI聴いた?」
ボク「そりゃ聴いたさ。さっきここで聴いてただろ?」
ぼく「やっぱ、いいよなぁ」
ボク「そりゃいいさ。ボクの頃とは大分変わってるけど、なんだか存在感がさらに倍増って感じ」
ぼく「いいなぁ。あんな風に詩が書けたら最高だろうになぁ」
ボク「あのさ、完璧に一ファンになってない?」
ぼく「だってスキなんだもん。あれはやっぱ曲書けて自分で歌えるからできるんだろうなぁ」
ボク「そもそもうらやむ方がおかしいんだって。彼の才能で突出しているのは作詞だけじゃない。作曲だって歌だって傑出したものを持ってるんだ。どうしたってかなわないよ」
ぼく「もう1曲、もう1曲、もう一曲、もう一曲、ぼく~」
ボク「ああ、完全にいかれちまってる。珍しい」
ぼく「このーてをー」
ボク「GIFTの時はそんなに騒がなかったのに」
ぼく「うん、あの曲もいいんだけどさ、あれはかなりオリンピックを意識し過ぎて書いてるというか、なんとなく職業作家っぽい匂いがしたからさ。ここまでいいとは思わなかったんだけど」
ボク「そんなこといったらこの歌だってドラマを意識してるのかもよ?」
ぼく「そんなの1リスナーにはわからないもん」
ボク「だってさっきはオリンピック意識してるって決めつけてたじゃんか」
ぼく「今回のドラマはいいんだ」
ボク「あ、TEちゃんが原因か」
ぼく「臆病風に吹かれて~」
ボク「着物のCM以来すっかりお気に入りだもんな」
ぼく「ぼくはこのーてをー、、、あ、あの詩はCMで使われるはずだった場所と違うところが使われてるからムリにタイアップ意識してないよ」
ボク「そうは思えないんだけど^^:」
ぼく「あれはね、ある人の結婚式で娘さんがお父さんお母さんにありがとう、って気持ちを込めた手紙を読んだんだけど、その時のお父さんの顔がめっちゃくちゃ感動的でさ、それからヒントを得たものだから成人式じゃないんだ」
ボク「なるほど、でも基本親に対する感謝の気持ちだから、おなじってことか」
ぼく「どれくらいの~」
ボク「おい、もう一回かよ><」
ぼく「でもさ、つらいだろーなー。ぜーんぶ自分で創るのって」
ボク「でもいいアレンジャーとか、頑張ってぐんぐん巧くなっていったバンドのメンバーだっているじゃんか」
ぼく「もちろんそうだけどさ、やっぱり苦しいんだと思う。あのギリギリで絞り出してる感がタマラナイね」
ボク「それをこんなに長く続けてりゃ、カラダも調子悪くなるわな」
ぼく「ぼくらには決してわからない苦労だから、かっこいいんじゃないか」
ボク「CROSS ROADのタイアップの時にOPENINGとENDINGで共演してボクが変な煽りを受けて明暗を分けたこととか忘れちゃったのかい?」
ぼく「忘れてなんかいないよ。あれはボクらの運が悪かっただけだよ。だいたい脚本家が作詞してうまくいった試しはないし、作詞家が脚本書いてうまくいった試しはない。餅は餅屋、そんなもんさ」
ボク「ぼくは映画創るんじゃないのかい?」
ぼく「その時は原作は書いても脚本は投げるもん。これだ、ってプロに」
ボク「ふーん」
ぼく「運だけでここまではやってこられないだろ?恨み言ばかりもいってられない。もう一回もう一回って信じ続けてきたからいまがあんじゃない」
ボク「そこが気に入ってるわけね」
ぼく「みんなそうだと思うよ。シンプルなんだけどさ、いろんな意味が込められてて、きれい事だけじゃないように聴こえるところがいい」
ボク「まあたしかに・・・」
ぼく「敢えていうなら、ボクらは男にも女にも、年齢ジャンル関わらず、言語に関わらず書かなきゃならない苦労があるけど、それは連続した人生には見えないからね。完璧にフラグメンテーション起こしちゃってるからさ。なんかのきっかけでそれがデフラグされて1本に繋がればそれはそれで素敵な生き様に見えるのかもしれないけど、ボクらの仕事はそういう仕事じゃないんだもん」
ボク「憧れかぁ・・・ぼくにも憧れがあるんだ」
ぼく「自分だって持ってたくせに。見て見ぬふりしてただけだろ?」
ボク「たった数年でこんなに変わるもの?」
ぼく「それをいうなら一瞬だろ?はーなびのよーなものだとーしたってぇ~」
ボク「・・・もーいっかい、もーいっかい」
ぼく「もーいっかい、もーいっかい」
ボク「もういいかい?(笑)」