やっぱりぼくは、
職業作家でいるよりも、
創造作家でいたいと思うんだ。

なかなか難しいことなんだけど・・・

9月、Little Tokyoに大穴を空けてけてしまったのは、

自分を振り返る余裕がなかったからなんだよね・・・

今月半ばまで、ひとつひとつ乗り切っていくしかない、かぁ。

自分のコトバが枯渇するのは、コトバが見つからないからじゃない、
コトバを見つけようとする感覚が麻痺してきているからなんだと思う。

しばし、小休止。

おやすみなさいm(_ _)m

Kenn Kato


2003/10/04(Sat)

ぼく「昨日、道標を繰り返したのはわざとだからな。枯渇したわけじゃないぞ」
ボク「わかってるよ。酔っぱらった時とそうじゃない時の違いがわかって面白かったよ」
ぼく「それにしてもこれ、つまり忙しかったってコトだよな?」
ボク「そうだねー。まさにしんどい、あーもう書くのやだー、って感じだ」
ぼく「贅沢な悩みだなぁ。その前までいつ仕事がなくなるか不安で仕方なかったくせに」
ボク「さすがにその時期のことは覚えてるんだな。でもこの時はそんな悩みは一時的になかった」
ぼく「一時的に?」
ボク「だっていまのぼくは当分なくならないだろ?」
ぼく「まあそうだけど、次なくなる時はおそらくは引き際を見極めなきゃならない時期になるからなぁ」
ボク「それも考えたくないね^^:」
ぼく「それよりもいま目の前にあることを後悔の残らないよう、しっかり創り上げていかなきゃ」
ボク「でも出だし好調なんだろ?彼ら」
ぼく「他の仲間はどう思ってるかわからないけど、ぼくとしては出だしはあくまでも計算内の範囲には収まってくれた、ってところかな?」
ボク「厳しいねー」
ぼく「厳しいのはぼくじゃなくて聴いてくれる人たちだ。これだけ派手に推してるだけに反発も買うからさ。それを吸収できるような世界観を提示しなきゃ。ぼくの第一段階の目安はそこにあるから」
ボク「つまりは3連続リリースが終わるまではなんともいえない、ってことか?」
ぼく「そう。そこまでいって、ぼくらがなぜここまで必死になってきたのか、リスナーのみんなに納得してもらえないとぼくは役目を成し遂げたとはいえない」
ボク「隣の部屋から出てきそうな女の子になぜそこまでするか?まあいわれてみりゃみんなそう思うわな」
ぼく「ヤツは隣の部屋から出てきそうな女の子じゃない。飛び出してきそうな女の子なんだ」
ボク「まだそこまでは見せてない、そういうこと?」
ぼく「偶然の確率はスタートラインだ。だからあくまでもわかりやすくメッセージを伝えられるように仕上げた作品。ある意味でありがちといわれるかもしれない。でもあの歌には隠されたメッセージが眠っている。まだまだ彼らのすべてを見せたわけじゃない」
ボク「彼らの全貌が明らかになった時、その眠っていたメッセージが覚醒する」
ぼく「覚醒させられるかどうかが勝負になる」
ボク「さしずめ三段跳びのホップがうまくいっただけってコト?」
ぼく「そういうことかな?」
ボク「息が抜けないねぇ」
ぼく「このプロジェクトは才能資金労力あらゆるものを投入するけど、金儲け主義には走らせたくない。うちの会社に所属して気がついたんだけどどうもそういう企業イメージが強いんだよな。だからそれを払拭するために逆行したいと思ってる。どこまでできるかはぼくが判断できることではないけど」
ボク「でもどこの企業だって新製品発売のためにいろんなキャンペーン展開したりCM打ったりおなじように資金投入するのになんでぼくのところだけそういわれるんだろう?」
ぼく「さあ、それはぼくにもよくわからない」
ボク「ぼくにはあまり関係ないもんね」
ぼく「そう、それより枯渇してる場合じゃない、それだけは確かかな?」
ボク「もう一度見せておくれよ、奇跡を」
ぼく「流れに逆らわず、出し惜しみせず、最善を尽くして、最高の作品を創る」
ボク「That's it!」
ぼく「それじゃ、今日はこの辺で」
ボク「じゃあね、また」