『Red sky～紅く空燃ゆるまで～』
かつて紅く空燃ゆるまで
一人の男を愛し抜いた女がいた
その名を忽蘭（クラン）という
蒼き狼が戦国の荒野を駆け抜けた時代
世界で最も情熱的な女性だったのかもしれない
この写真のタイトル、実は弊社が制作した映画「蒼き狼～地果て海尽きるまで～」の挿入歌（mink）に書いた時にぼくが付けたタイトルなんだよね。結局共作者で1番を書いた角川春樹氏の判断で「蒼き狼」になっちゃったけど＾＾：
おなじminkのシングル標題曲が主題歌でInnocent blue～地果て海尽きるまで～だから挿入歌のカップリングはRed sky～紅く空燃ゆるまで～ にしたらバランスいいと思わない？だいたいチンギスハーンを描く時、クランの情熱は避けて通れないくらい大きな存在だったわけだから、ぼくはまかされた2番以降をクランを主人公にして書き上げたんだけどね。さすがに制作総指揮者の権限にはかなわないわなぁ。
で、以前撮ったこの写真を焼き直してそのタイトルを付けたのですわ。よく見ると黒点も写ってるよ。太陽の黒点撮るのはけっこう露出の加減が難しいんだす。白飛び黒潰れどちらかを覚悟しなきゃいけないからさ。でも層雲の動きを読んでちょうどそれが太陽の真上にかかるタイミングでシャッターをレリースしたら雲がレフ板の代わりになって上手く撮れました＾＾400mmの長玉使ってるからアナログに換算すると600mmにもなる。ブレまくるから三脚にレリースケーブルは必要不可欠。これはD100で撮ったものだから画素数はわずか600万、トリミングすると小さくなっちゃって迫力なくなるから構図を追っかけるのに苦労しました。
で、映画の話なんだけど、ロシアの気鋭セルゲイ・ボドロフ監督、浅野忠信主演の「MONGOL」。おなじ時代を描いた作品なんだけど、悔しいかな、かなわねー、って言うのが正直な感想でした。脚本家.もロシア人だからロシア文学的なあの重く覆いかぶさるような空気感の演出、主演以外はすべてモンゴル人俳優で全編モンゴル語。時代考証も徹底していて、使用しているフィルムもすごい。編集も重厚感たっぷりの映像。チンギスハーンの生涯を描いた映画は数多いけど、この作品はそのなかでもトップクラスに入るんじゃないかな？全部は見れなかったので公開を待たないとなんとも言えないけどね。徹底したこだわりが隅々まで行き渡ってる。逆に撮影現場はモンゴルにこだわってないんだけど、ロケハンも徹底的にされたんだろうね。ヨーロッパの各地を使ってるんだけど、それが逆にモンゴルらしく見させる。こういう質感の映画、死ぬまでに一回創ってみたいなぁ。でも時代物には関心ないんだけどね。
自分の詩もそんな風にいつも書いてるつもりなんだけど、こういう映画を観ると思わず自分自身を省みてしまうものです。
緊急オペは今日無事終了しました。乃木坂のSONYでレコーディングしたんだけど、郷ひろみさんに初めてお会いしました。あんなにかっこよいとは知らなかった＞＜作曲がニューヨークから来たぼくの親友2soulだったからスタジオ内ほとんど英語だったんだけど、英語も上手だった。でもみんな日本語も通じたんだけどね＾＾：現場でのメロの変更に合わせて若干書き直ししたけど、ほぼ5時間でひととおり主メロを録り終えて、ぼくはスタジオをひと足お先に後にしました。
それから新宿の有名な北京ダックの専門店で同い年の名作曲家・シンガーソングライター崎谷健次郎さんと会食。先月発売した有村実樹ちゃんのミニアルバムを一緒にプロデュースした時初めて会ったんだけど、おなじ年齢の作家はほとんどいないこともあり、いまじゃすっかり仲良しになりました。彼が4月の中旬に予定している自分のライブで歌う曲の詩を頼まれたんだけど、あんまりにうっとりとしてしまう旋律なのでプレッシャーが・・・そのライブの後、彼の曲をカバーしてもいるある名シンガーにプレゼンしようということで意見が一致したんだけど、うまくくといいなぁ。
あ、ちなみにこれまで自分の日記に仕事の具体的内容やアーティスト名を書くことはなかったんだけど、今後は済んだ仕事に関しては書いちゃうことにしました。その方がぼくがいまどんな仕事をしてるのかわかってもらえるし、わざわざここに来るひとはおそらくはよっぽどものずきなKenn Katoマニアだから、ぼくが誰とどんな仕事をしていていつ作品がでるのか、とかわかった方が面白いでしょ？もちろんまだこれからの仕事について触れる時はイニシャルだけにしておきます。少なくとも歌入れ済ませるまではなにがどうひっくり返るかわからない世界だからね。
で、自分のスタジオに戻りいまうちのBちゃんの仕事の打合せの電話待ちなんだけど、もうこの時間だから明日かな？昨日は仮歌録り終わった後呼び出しの電話を受けて8年越しの友達と朝の7時まで飲んでたからもうくたくた。寝ることにします。そんなわけで昨晩は「今夜お会いしましょう」といいながらも更新出来ませんでした。ごめんなさいm(__)m
生涯を賭けて一人の男を愛し抜くって、今の世の中じゃ考えられないことだよね？まぁ事実かどうか、実在したかどうかもわからないからなんともいえないけど。。。おやすみなさいまし