サンテクジュペリ、行方不明から80年

本日2024年7月31日は、「星の王子様」作者サンテクジュペリが行方不明になってちょうど80年になります。

リヨンの伯爵の家に生まれ、軍の士官にしてパイロットとなり、かつ作家としても有名となったサンテクジュペリは、フランスのヴィシー政権がドイツと講和を結んだ後にアメリカへ亡命。その後「自由フランス」の空軍へ志願します。

そして1944年の7月31日にドイツのフォッケウルフにより地中海上空で搭乗していた偵察機が撃墜されてしまいます。

このフォッケウルフのパイロットはサンテクジュペリの愛読者であり、あの機体にサンテクジュペリが乗っていると知っていたら撃たなかったと戦後語ります。

1998年の9月7日、マルセイユ沖でトロール船が、引き上げた網の中からサンテクジュペリの名前が刻まれたブレスレットを見つけます。

発見した漁師は「ホントかよ！海はこんなに広いんだぜ！」と叫んだと、当時の記事で読んだ記憶があります。

このブレスレットの発見を受けて海底の調査が進み、翌年の2000年に搭乗機の確認もされました。

星の王子様は世界的なヒット作になったのですが、著作権保護期間が関係して少し混乱もあります。

そのあたりは興味ある方は調べてみてください。変な惑星の変な人たちに近い人がいますから。

まだ読んだことがない方は、これを機に著作権フリーの青空文庫版「あの時の王子くん」を読んでみてください。

サンテクジュペリによるイラストも入ってます。

ケネディスタンプクラブ日記