とある変わり者の名前 | ケネディスタンプクラブ日記

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5世紀の中国に劉義慶という人物がおりました。

この人物が書き残した中国の晋の時代(265〜420年)の話として、人のいない山奥でひっそりと暮らしたいと思った孫子荊が、友人の王武子に「山奥で、石を枕にして川で口を漱ぐ生活がしたい」というつもりで、「石で漱いで川を枕にして」と間違えて言ってしまいます。

それを指摘された劉義慶は、「いや、間違ってない。世間で汚れてしまった耳を川で洗いたいのと、同じく汚れてしまった口の中を石で磨きたいのだ」と負け惜しみを言います。

 

この故事は「漱石枕流」と呼ばれ、負け惜しみとか変わり者を意味する言葉になるわけですが、これをペンネームにしたのが夏目漱石です。

 

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ちなみに、本名の夏目金之助ではなく夏目漱石の名前を初めて使ったのは、友人・正岡子規の文集の巻末に漢詩で書いた講評だそうです。

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