実録 ブラック企業で生きた5年間⑯ | 県南ゼミ佐藤のブログ

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県南ゼミ設立前の経歴・平成8年からのお話

入社して半年、私には新人がつけられました。教育係をやれということで。新人の名は石津君36歳、ちなみに私は28歳。石津君は前職では営業課長だったそうです。


関係ありません新人です。キツく当たりました。


一日中石津君にうるさく言いました。石津君は人柄はいいんですが何となく態度がデカくて仕事が雑でした。雑だとダメなんです。私は先輩に教わった通りの指導を行いました。営業部心得、話法は当然、お客様への声のかけ方、名乗り方、敬語の使い方、喫茶店でコーヒーを持ってきてくれた店員に「あ、すいません」、そして何よりクレーム客に対する我慢と話の持って行き方。


一度石津君に報告をやらせたら、お客様を怒らせて帰らせてしまいました。私はビッシビシに説教をし、石津君と一緒にお客様の家に謝りに行きました。


石津は泣きました。


翌月、石津君は引き締まった表情になり、何事もメモを取るようになり、一人立ちしました。


しかし、毎日帰りが遅く休みなしのため、奥さんがノイローゼになってしまったという理由で石津君は退職しました。


続く