ある人からしたら当たり前に思ってることが、実は他の人からしたら当たり前じゃなかったりすることって多いですよね。

田んぼが多い地域では、「田ぐるま」っていうものは当たり前のように見るんでしょうが、僕からしたら生まれてこの方24年、全く知りませんでした。

本日、田んぼの中で初めて「田ぐるま」を押しました。


5月19日の田植えで、今年から新たな取り組みとして「こつぶっこ」を導入しましたが、結果的には失敗してしまいました。抑草効果を引き出すことが出来ず、コナギが発生してしまいました、、、。

なので、田ぐるまをカラカラと人力で押すことになったのです。これによって、土が掘り起こされ、雑草が除去できます。

最初はカラカラカラカラと楽しいのですが、なんせ範囲が広いですから、かなり大変です。いや〜、いい運動になりましたね笑

ただでさえ大変なのに、そんな苦労をものともしない強敵が佇んでいたのです。それが、クログワイです。この草は、根っこが残っている限り復活するので、手で取って外に投げ捨てないといけません。

農家泣かせの強敵です。



カラカラと田ぐるまを押しながら、クログワイを見つけたら抜き取ってポイ!
困ったものです。

9時くらいから休み休みやって、14時半くらいでようやく田ぐるまは終わりました。

有機でお米を作るのはとても根気が必要です。
でも、とても嬉しいことを学びました。田んぼの中で作業をしていたら、なんと!ホタルがイネにくっついていたんです。


実は、美都の三谷はホタルの名所です。
僕は昨日の夜に来て、とても綺麗なホタルの光を見ました。なので、明るい時に姿形が見れて一層嬉しかったです。

農薬を使用していた時期は、ホタルがいなくなっていたのですが、農薬をやめて有機に変えていったところ、ホタルが復活した、という地域なんですよね。

ですから、たとえ大変であっても、有機で作物を作ることに誇りを持つことができます。
僕は何もしてないので僕が偉そうにいっても仕方ありませんが、「自然にとっても良い影響を与えられている」と思いながら仕事をするのは気持ちがいいですね^ ^