イヌハッカメテオの仕様。 | 魔猫初心者の館

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魔猫のメインスキルの一つであるイヌハッカメテオだが、非常に誤解されやすいスキルなので筆者の知る限りの仕様をメモしておきたいにゃ。

 

 

まず、世間一般で言われているような広範囲超火力スキルでは絶対にないにゃ。

 

イヌハッカメテオLv5以外は何か特別な事情がない限りは打つ必要性が何一つないので、以下は全てLv5で打ち込んでいる場合であることを先に言っておくにゃ。

 

 

2023.11.07のパッチでスキル倍率に変更があったにゃ。

BaseLv99以下は一律400%

BaseLv100以上は400*(BaseLv/100)%

BaseLv175で変更前と同等の700%、今後レベルキャップが解放されるとBaseLv250時に最大で1000%まで伸びるようになるみたいにゃ。

 

 

イヌハッカメテオはスキル射程10セル、選択した地点を中心に7*7セル範囲内に7*7セルのダメージ判定を持つ弾を7個落下させてダメージを与える魔法スキルにゃ。

 

上記より、ダメージを与えたい対象を中心にスキルを連打するのが最も効率が良く49/49の確率で全7弾命中するにゃ。

ターゲットから1セル隣を指定すれば1弾あたり42/49、斜め1セルで36/49、2セル隣を指定すれば1弾あたり35/49の確率で弾が当たるにゃ。

 

文字で見ると何ともイメージが付き辛いかもしれないので以下に図で示したものを置いておくにゃ。

 

★がイヌハッカメテオの設置地点、赤マスのTがダメージを与えたい対象にゃ。

桃色の範囲に落下した弾はに命中してダメージが発生するが、緑の範囲に落ちた弾はに命中しないにゃ。

 

 

また、弾が進入不可セル等に運悪く落下した場合にダメージは勿論発生しないにゃ。

以上より、イヌハッカメテオを最大効率で打ちたい場合には対象の位置から数えて3セルの間に壁や障害物の無いひらけた場所で対象直下を指定してクリックする必要があるにゃ。

 

広範囲に大ダメージをばら撒いているよう錯覚するが、マトモに火力が出るのはクリックしている1セルだけにゃ。

 

 

スキルの性質上、実際に秒間弾がいくつ対象に当たっているのかが判り辛いのも問題にゃ。

 

ratorioで雑にイヌハッカメテオのHit数(期待値)の項目を7に設定すると、気持ちの良いdpsが弾き出されるにゃ。

瞬間的にこの数値に近いダメージが出る可能性が無くはないが、交戦開始から5~6秒後の話になるにゃ。

 

 

イヌハッカメテオを実際に打ち始めてから何秒後に秒間何弾命中しているのかが気になるものの詳しく検証した記事もあまり見当たらず、ざっくり自力で調べるしかないかと思い立ったことがあるにゃ。

自分ではそこそこ満足の内容ではあるものの、しばらく前に検証した結果であることや、内容が100%正しいという保障はできないので悪しからずにゃ。

 

 

まずイヌハッカメテオのスキル詠唱が完了してから1弾目のダメージが発生するまでにどの程度間が空くのかを知る必要があるにゃ。

 

詠唱の付いたイヌハッカメテオを60fpsで撮影し、詠唱バーが消えるタイミング(≒spの値が変動するタイミング)から1弾が着弾するまでを観察すると、大体0.69~0.71秒の間に1弾目のダメージの表示が始まるにゃ。

 

その後の2弾目,3弾目........7弾目までのインターバルがそれぞれ1弾目と大体同じ0.69~0.71秒程度の間隔で表示され、最後の7弾目のダメージが発生するまでに4.9秒程を要するみたいにゃ。

 

詠唱バーとsp消費の表示もそうだが、内部処理と結果の反映表示に数フレームのズレが生じているようで各弾のインターバルに0.01~0.03秒ぐらいの誤差があるが見なかったこととして平均値で計算したにゃ。

 

 

イヌハッカメテオは輪唱のように出だしのダメージ密度がとても低く、次第に安定した密度になっていくスキル故に何となくでしか弾幕の厚さを計れないにゃ。

一般に言われているaspd193=秒間7入力は(筆者は懐疑的だが)盲目的に信じるとして、ひたすら最短で絶え間なくイヌハッカメテオを入力していった場合にクリック連打開始から何秒時点で秒間何弾程度命中しているのかエクセルに入力して算出したにゃ。

 

0~1秒 0~1弾

1~2秒 ~12弾±

2~3秒 ~23弾±

3~4秒 ~32弾±

4~5秒 ~42弾±

5~6秒 ~49弾±

 

その後も絶え間なくクリックを続けていると、途中一瞬だけを切り抜いてみれば最大で秒間56弾程命中している瞬間が訪れるようではあるものの、大体上記程度になるみたいにゃ。

 

ratorioのHit数7(=49弾)を達成するには、最低でも6秒間クリックを連打し続けないと到達しないようであることがわかるにゃ。

 

また、スキル使用開始~0.7秒までは一切のダメージを与えられず、満足にダメージが発生し始めるのが精々3秒後からだと考えるとちょっと残念な気持ちになるかと思うにゃ。

 

 

長々と書いたものの、総括するとイヌハッカメテオは精々指定セルを中心に3*3程度の範囲程度にしかまともな火力を期待できず、その火力も安定するまでに3秒程を要するスロースターターにゃ。

 

立ち上がりが遅いためギミックスキップには一切向いていないし、予め設置しておけるイヌハッカメテオの利点を活かそうとボス戦前に準備していたとしても無慈悲に開幕ガンバンテインされて無かったことにしてくる連中も多いにゃ。

 

一応ある程度イヌハッカメテオを設置した後にマタタビランスを混ぜて連射することによって瞬間的にdpsを盛ることはできるが、聖/闇あたりで属性レベルの高い対象には無意味だし、ダメージ感覚がある程度まで研ぎ澄まされていないと素直にイヌハッカメテオを連打し続けたほうがマシだった可能性も出てくるにゃ。

 

 

エンドレスタワーや試練/異形の迷宮にいるような雑魚mobを相手に1弾でもかすれば倒せる場合にはあまり気にならないが、mhpが高かったり俗にバリカタ仕様と言われる相手等に打ち込みたい場合にはダメージ効率を意識するのであればきちんと対象直下を指定して連打しなければならないにゃ。

 

対象直下を指定しなければならないことが地味にネックで、ペア以上の狩りで仮に壁役をするPTMが存在したとしても射程10セルのイヌハッカメテオでは大抵の敵範囲スキルに巻き込まれないまでも効果範囲ギリギリから打たなければならないシチュエーションがほどんどにゃ。

 

うずくまるによるアドバンテージが大きいかと思いきや、実際には敵スキルに巻き込まれる前提で耐性装備を着けなければならない場合がほとんどにゃ。

比較的新しいコンテンツに挑む際には属性耐性などをうずくまるに任せて無理矢理突破できる程甘くはないにゃ。

故に、火力が伸び悩みがちになり、素直にヒューマンを動かしていた方が効率的であることが多々あると思うにゃ。

PTプレイであえて魔猫を選ぶ理由は何一つないと筆者は思っているにゃ。

 

 

じゃあ魔猫は何に向いているのか?と聞かれればソロプレイにすこぶる向いていると答えるにゃ。

 

そこそこの火力とそこそこの耐久力があるからこそ、そこそこどこへ行っても通用する可能性が高いのが魔猫にゃ。

最新コンテンツにソロで挑むためにはさすがにお金がかかるものの、職パッケ等に頼らずとも他職と比較して安上がりな装備で金策が開始できる程度のスペックは間違いなく有しているにゃ。

 

火力が抜きん出ている訳ではないし、イヌハッカメテオの効果範囲が優秀な訳でもないということを正しく認識していない人が多く感じたためその誤解だけは解いておきたかったにゃ。