このところ手元が忙しいので、ずっと取り組んでいることがあって、時々息継ぎのようにSNSを見る。すると、いろいろなイシューについて、人々がぶつかり合っていて、異論や反論をかわしあっている。

 

そうやってソーシャルメディアで炎上したり対立したりするのを横から見ていると、ちょうど良いかんじで脳のバランスが回復していく。手元でやっていることはぎゅっとフォーカスされているから、世界の多様性がSNSを通して入ってくるのである。

 

夏目漱石が『硝子戸の中』の最初の方で欧州動乱について書いていたと思うけれども、第一次世界大戦に比べれば平和的なSNSという海の中で波が立っている様子を、横から見るのは脳のバランス回復としてとても良い。その当事者たちにとっては大変だろうが。

 

世の中のほとんどの人は、ネット上でのドンパチの当事者ではないだろうから、私のように、自分のやっていることの手を時々とめて、あんな人もいる、こんな人もいるという多様性を脳に取り入れる良薬としてSNSを使うことをおすすめする。そうすれば少しはストレスも減るだろう。

 

追記あり。

 

こんなにふうに傍観していれば、SNSはむしろたのしい!