昨日、午前0時からSeline Shenoyさんとのpodcastの収録があった。ikigaiについていろいろ質問されたのだけれども、その中で、Selineさんの著書、Beauty Redefinedについてもこちらからもご質問した。外面的な美しさから内面的美しさへの価値転換を説いた本。

 

そうしたら、Seline Shenoyさんが、「私の本について話したゲストは初めて」と言われたので、ぼくの方がびっくりした。これまで150人くらいの方をpodcastでインタビューされてきたはずで、意外だった。

 

インタビューされる立場でも、インタビューする側のお人柄やお仕事、これまでの人生に関心を持って逆に質問することもあるというのはぼくの身につけている基本動作のようなもので、昨夜のSelineさんとのpodcastでもいつものようにそのご著書を読んでいただけのことである。

 

対話における双方向性というのは、ぼくにとっては強い倫理観のようなもので、一方的に話すばかりだったり、自分のことばかりで相手に関心がない人を見ると、自分とは違うなあと思う。ただ、昨日のSelineさんの話を踏まえると日本だけのことではないようだ。

 

それで思い出したのが、ハービー山口さん

@herbieyamaguchi

 のお話。仕事でU2のBonoの写真を撮りに行った時、Bonoが、写真を撮られる前に、「君はどういう人なんだ。これまでどんな人生だったんだ」と質問して、人間として山口さんを知って、それから撮影が始まったとのこと。

 

ぼくとBonoでは、かっこよさも世界的な名声も共通点は一切ないが、ただ一つの共通点は、取材にきた相手の人柄を知ろうとすることなのかもしれない。

 

追記。BonoはTEDで見たことがあるけれどもかっこよかった。