読売新聞の鵜飼哲夫さんが聞き書きした、養老孟司『なるようになる。僕はこんなふうに生きてきた』を読んでいるけれども、面白い。弟子筋で、いわば養老マニアの私でも知らなかったことがいろいろあって、改めて養老孟司というひとの凄さを感じている。

 

 

 

 

養老さんのきわめてユニークな知性とお人柄を、解像度の高いアプローチで書いている。書き手が鵜飼哲夫さんという、読売新聞の文化部のレジェンドで、新聞記者であるというところが大きく、ファクトを的確につかんで精緻な文章で記している。

 

日本には1億2000万人いるわけだけれども、養老孟司さんのような知性と個性を持った人はおそらく一人で、その成り立ちと由来を、「なるようになる。僕はこんなふうに生きてきた」はつかんでいて、そこに深い感動がある。

 

養老孟司『なるようになる。僕はこんなふうに生きてきた』は、年明けの #シラスフロントロー でとりあげる予定なので、ぜひ読んで参加ください。素敵な年末年始になること、保証します!

 

 

 

 

追記。養老孟司さんの教養の大きさは、一つの川のようだと思う。