今朝の #もぎけんのデイリーショー は「居つく」ことがダメだという話をしている。特定のイシューの問題点を指摘したり訂正しようとしたりすることは大切だけど、世界は必ずそれよりも大きいから、それだけにこだわってはいけないのである。

 

宮本武蔵の『五輪書』はある種の心理学だけれども、その中で武蔵は居つくことがダメだと書いていて、たとえば相手の刀の切っ先に居付いてはいけない。全体をやわらかく見なければならない。能動的なマインドフルネスこそが剣の達人になる秘訣なのだ。

 

世の中を良くすることも同じことだろう。日大のアメフト部、自民党のパーティー券、差別や偏見の問題、エイジズム、すべて大事だしちゃんと向き合わないといけないけれども、世の中全体は必ずそれよりも広いから、居付いてはいけない。全体をやわらかく見なければいけない。

 

ところで、#もぎけんのデイリーショー は、昨日東スポさんがとりあげてくださって恐縮の限りだけれども、コメディはもともとメタ認知のあらわれだからメタ認知がある限りそこまで笑いにいかなくてもいいのかもしれない。ということで今朝のネタは比較的笑いというよりはやわらかな方に行ってます。

 

追記。『五輪書』は心理学の本としてよく書けていて、宮本武蔵は世界中にファンがいる。