昨日は、選考委員をつとめさせていただいているエイブル奨学金 https://ablefoundation.or.jp/requirements/ を受給されていらっしゃる学生さんに対する講演会と、その後の懇親会があった。みなさん優秀で熱意にあふれていて、素晴らしかった。

 

エイブル文化振興財団の奨学金は、佐藤茂会長が若い頃から抱いていた熱意に基づいてつくられている。アメリカに留学したとき、経済的に苦労している留学生たちの姿に接して、学生向けの奨学金をつくりたいと思っていらしたそうだ。

 

私は「人工知能時代には、人間の判断、選択を研ぎ澄ますことが大切である」という趣旨のお話をさせていただいた。質疑応答の時間になったとき、その場のとっさの判断で、学生たち一人ひとりに自己紹介をしていただいた。それがとても良かった。

 

ボートでオリンピックを目指していたり、哲学を学びながら石を探究していたり、鉄道による地域おこしを考えていたりと、それぞれ個性あふれる学生さんたちが、エイブル奨学金を受けていらした。

 

エイブルの佐藤茂会長、平田竜史社長とは、Imaginez大学

@imaginez_d

内でも放送されているエイブル空間デザインコンペティション https://able-partners-creative.jp/compe.html の際などにもご一緒していて、ふだんからいろいろ意義深いお話をうかがっている。

 

ぼくが学生の時もそうだったけれども、人生の先輩である「大人たち」に親切にしてもらったことは一生覚えているし、自分の糧にもなる。エイブル奨学金の学生たちに続いて、選考委員や佐藤会長、平田社長の「大人たち」も全くフラットに同じように自己紹介をする時間の中で、未来の光が見えた気がした。

 

追記。世代間対立を煽るような言説が時々見受けられるけれども、愚かなことだと思う。人間はみな同じように生まれて、年を重ねていく。