イーロン・マスクがツイートしていて、ぼくも英語のアカウント
@kenmogi の方で軽くコメントしたけれども、Jon Stewartが担当していた頃のDaily Show (1999–2015)のスケッチが面白い。
This clip is 9 years oldpic.twitter.com/2r6BZnaDis
— Elon Musk (@elonmusk) October 12, 2023
ニュース番組の冒頭で、Jon Stewartが「イスラエルが・・・」と言いかけると、スタジオの下から4人の人が出てきて、わーわー言って、その先を言えなくなってしまう。何度も「イスラエルの・・・」とか言おうとすると、その度に4人の人が出てきて妨害する。
それが何度か続いて、ついに、Joh Stewartはイスラエルについてのニュース、ないしは見解を言うことをあきらめるというスケッチなのだが、Elon Muskが「これ、9年前なんだよね」というコメントとともにツイートしたけれども、驚くほど今日的である。
それで、最後に、Jon Stewartは、「じゃあ、もう少し穏やかなテーマについてお伝えしましょう・・・ウクライナは・・・」と言って様子を見ると、わーわー言っていた人のひとりが首を出して、「ウクライナだったらいいんじゃね」みたい言ってスケッチが終わる。
9年後の今となっては、「穏当なテーマ」だったそのウクライナをめぐって大変な事態が起こっているわけで、Jon Stewartのこのクリップはある意味では予言的であると同時に、難しい問題こそコメディをつくることに普遍的な意味があることを示す。
英語のアカウント @kenmogi の方で、Fox Newsのdebateのツイートにコメントしたけれども、今、イスラエルとハマスの戦争については双方がヒートアップしている。こういう時こそ、本当はコメディを通してメタ認知をできればいいのだけれども、Late showのStephen Colbertも認めているように難しい。
難しいけれども、一生懸命工夫して、メタ認知できるようなコメディをつくることは、おおげさなことを言えば世界平和に貢献するんじゃないかと思う。平和のためのコメディを。
追記。コメディは平和のためにあるのであって、その勇気がないお笑いは価値がない、という強いコメディ原理もあり得る。