ぼくは、とにかく服装についてはできるだけ考えたくなくて、靴も、黒いスリップオンをはいている。サイズは27とか27.5とか。それで、ネットで、縁まで黒いやつを買って、こわれるまで履いてまたつないでいく。

 

ネットで売っている靴はときどき品切れになったりするので、その度にふちまで黒くてスリップオンのやつを見つけて買っていく。なぜふちまで黒い必要があるかというと、真面目なところでも全体が黒いとジャケットを着ればそれなりにごまかせるからだ

 

それで、この2年くらいで買ったふちまで黒いスリップオンの靴は、日本メーカーのと中国メーカーのがあって、前者の方がきっちりとしたつくりになっていて、後者はぶかぶか感がある。先日、ぶかぶかがこわれたのできっちりを一つおろしてはきはじめた。

 

夏は基本的に靴下はかないで石田純一方式ではだしで靴をはく。それで、きっちりをはいて長距離あるいたら、いわゆる靴ずれがしょうじて、足のうしろがすりむけてしまった(笑)。そのときはあわてて靴下をはいたけどやっぱり痛い(座敷にあがる時などにそなえて靴下はリュックに入っている)。

 

いたいので、ぶかぶかに履き替えてこの2日くらいは歩いている。すりむいたところがやっぱり痛い(笑)。これならば、最初からぶかぶかにすればよかった。きっちりも、しばらく履いているうちにぶかぶかになるので、その間だけのりきれば、足がすりむけなくて済む。

 

世の中には、良いものを長くつかうという考え方があるけれども、靴については、あまりきっちりしたものが苦手なので、結局ぶかぶかを履いてあるき回っている。ペンも同じで、良いものを長く使うよりは、どこのコンビニでも売っているペンを使うほうがぼくのやり方だ。

 

大学院生のとき、生協で売っているお気に入りのペンがあって、その安いやつを10本とか20本とか買って使っていたら、いつの間にかラボのみんながそのペンをつかっていて、あれれ? と思った(笑)。ぼくがいろいろなところに置き忘れていたらしい。

 

追記。有森裕子さんに、マラソンの靴はちょっとゆるめの方が良いというアドバイスを受けて、ランニングシューズは少しぶかぶかにしている。そのやり方でフルマラソンも何回か走った。