先日はPivotのExtreme Scienceで、望月新一さんのabc予想の証明と宇宙際タイヒミュラー理論について、加藤文元さんと川上量生さんをゲストに迎えて、竹下隆一郎さんとお話をうかがうという収録があった。とても楽しかったけれども、大変だった(笑)

 

宇宙際タイヒミュラー理論(IUT)について少し考えてみればわかるんだけど、そのトークをするという準備には際限がない(笑)。昨日の収録が決まってから、折に触れ関連事項、関連の数学について調べ直したり考えたりしたが、いくらやっても十分になるはずがない。

 

昨日、加藤文元さんに、数学の専門教育を受け、数学者として活躍している人がIUTを理解するにはどれくらいの時間がかかるかと聞いたら、フルタイムで2年じゃないかとおっしゃっていた。それほどのボリュームがあるからなかなか理解者が増えない。

 

川上量生さんがIUTについての賞を創設されたのも、それだけのボリューム感がありながら、望月理論を理解する上でのインセンティヴが足りないと感じていらしたことが理由らしい。とにかく大変なことである。

 

いずれにせよ、PivotのExtreme Science始まって以来の「山」を無事終えて(収録内容は放送をお楽しみに!)、通りをふらふら歩き始めたときは、かなりつかれていて、国立競技場に向かって歩いているうちに、次第に回復してきた(笑)。

 

国立競技場のベンチに腰掛けて、しばらく作業をして、それからまた歩いて外苑前駅から銀座駅まで移動した。エンジン01 in 市原の実行委員会に出て、そのあと夏野剛さんや浅葉克己さんとワインを飲んだ。

 

赤ワインを飲みながら、夏野剛さんに、「今日は御社の川上量生さんとabc予想と宇宙際タイヒミュラー理論の話をしたんですよ」と言って、それから雑談に移った。なんだか秋が来た気がした。いろいろ抱いた感想は、今週末のシラスの「自然知能完全」で話したいと思う。

 

追記。この一連の流れの中で、数学脳がすっかり刺激されてしまった(笑)。秋に数学はいいですね!