昨日はゲンロンカフェで竹内薫といろいろ話して楽しかった。ゲンロンカフェはいろいろ強力な編集をしてくるところで(笑)、ゲスト選択もいろいろ候補を出してもダメ出しされて竹内だったら一発OKだったし、タイトルも向こうからの示唆で、まあとにかく素晴らしい舞台で思う存分話させていただいた。

 

竹内薫に、シラスのチャンネル開設したら、とプッシュしたので、もしゲンロンさえよくてもろもろ整ったら実現するかもしれない。竹内は自分のことをオタクだと良く言うけれども、オタクチャンネル爆誕したら楽しい。

 

昨日の竹内薫との対話で面白かったのが、竹内が日本の停滞、諸悪の根源は偏差値だと言い切ったことで、つまりそれでみんなが自分の頭で考えなくなっていると。それから面白かったのは、竹内がガウス分布の両側の立場を経験しているということだった。

 

竹内は、筑波大付属高校から東京大学の文Iに入っているけれども、そういう偏差値のガウス分布の上側だけでなく、ニューヨークの現地小学校にいきなり入った時や、日本に帰国した時など、いわば「往復ビンタ」で偏差値の分布の下側の立場も経験しているのだった。

 

ガウス分布の左側から右側に移行することを竹内は「トンネル効果」と言っていたけれども、それを実現したのが自分で勉強したことで学校は関係ない、むしろ邪魔だと言っていたのが面白かった。

 

他にも神の性質のことなどいろいろ面白かったのだけれども、昨日のゲンロンカフェの対話で、竹内薫が、多世界解釈とシミュレーション仮説を信じているということがわかってそれも面白かった。ぼくはどちらも支持しない。だけどぼくと竹内薫は親友で盟友だ。

 

追記。ずっと親友、盟友の竹内薫でも、まだまだ人間は知らないことがある。そういうことから、他者へのリスペクトというものが生まれてくるのだろうと思う。