絵は無意識の解放になるから、時間があったら書いたらいい。絵は他の人に見せるためにあるのではない。自分の脳とコミュニケーションをとるためのツールなのだ。だから下手でもいいし、ラフでもいい。情報を外にアウトプットして、初めて自分が何を考えていたのかわかる。

 

長電話や授業のときなど、手元で無意識で描くdoodleは、脳のための最高の栄養である。だからgoogleは創造性の象徴としてトップページにdoodleをフィーチャーする。そこに表れた感覚や思想は、自然にout of the boxなものになっているのだ。

 

なにか計画を立てたりするときにも、自分の脳に見せるための絵を描くといい。自分の部屋のまどりや、理想の家の設計図、あるいは自分が行きたい場所のイメージ、パーティーをやったらこんな感じにしたいというようなことを、doodleで描いてみるといい。

 

物語を書くときにも、まずは絵を描くことが役に立つことがある。自分のあたまの中にある印象的な場面をラフでいいから描く。自分の脳に見せるための絵だから、不完全でもいい。それらの場面をつなぐように物語を書いていく。脳内映画の完成である。