ぼくが尊敬する町山智浩さんが、いくつかツイートしてくださったので、それで気づいたことをここに書かせていただきます。


 まず、町山さんがふだんからツイートされていること、また今回の私に対するツイートは、正当なものだと思います。


 その上で、私自身今回町山さんのツイートを読んで気づいたことがあります。

 

 私は、町山さんが指摘されている動画やツイートはほぼ見たり読んだりしています。そして、町山さんが書かれているような事象があり、また意見があるとすでに(かなり前に)認識しています。


 その上で、私がそのような一連の流れを敢えてacknowledgeしたり、受けて展開しないのは、世間はこう言っているけれども、「私はこう思う」、という「差分」についてしか、情報としての意味がないと感じているからです。


 五輪のことにせよ、今回のことにせよ、私は町山さんを始めとする主な論者のアカウントをリスト化したものを持っていて(非公開)、その時々の世論の流れは主にツイートでほぼ把握しています。


 世間で議論されていることはほぼ把握した上で、差分として、自分はこう思う、ということを発信しているとご理解ください。

 つまり、それまでに討論されていることはすべて暗黙のうちにacknowledgeしているということです。


 これに関連して、町山さんは該当しませんが、時に、私の発言を「逆張り」などと言う方がいます。


 世間で言われていることを暗黙知として前提し、その上で差分であるI thinkを表現しているので、別に逆張りをしようと思っているわけではありません。


 不用意に「逆張り」という言葉を使う方には、心の狭さと世界観の貧しさを感じます。


 以上、明確化(clarification)でした。


(クオリア日記)