NHK総合「笑いの正体」を見た。


https://www.nhk.jp/p/ts/8P54LPG4KZ/


 漫才のスターたちが、どのようにイノベーションをしてきたか、そして笑いの新しい局面を広げてきたか、ということを当事者の証言でドキュメントする番組。


 VTR出演が、松本人志(ダウンタウン)、水道橋博士(浅草キッド)、後藤輝基(フットボールアワー)、塙宣之(ナイツ)、山内健司(かまいたち)、濱家隆一(かまいたち)、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、粗品(霜降り明星)のみなさん。


 スタジオゲストが、劇団ひとり、ケンドーコバヤシ、松嶋尚美のみなさん。


 日本の「お笑い」文化をつくって来た当事者の方々の考え方、感じ方がわかって興味深い番組だった。


 先行事例や、先輩後輩の関係といったハイコンテクストな文脈の中で、認める、認められるという濃厚な人間関係の中でつくられる日本の「お笑い」。


 印象的だったのは、松本人志さんがダウンタウンのなんばグランド花月で前後に大先輩がいながら一番受けたその瞬間の話だった。

 

 ツヴァイクで言えば『人類の星の時間』のようなものだろう。


 人間関係が密なコミュニティの中で、職人気質の創意工夫が積み重ねられている。


(クオリア日記)

写真は

https://news.yahoo.co.jp/articles/d57d0fef52ec69d47b387cc7f20490ceaacae5df

から。