デルタ株の蔓延が進み、感染者数が増えていて、医療体制に負荷がかかっているようだ。


 現場で治療にあたっていらっしゃる医療関係者の方々に対しては心からの感謝と敬意を抱きます。ありがとうございます。


 デルタ株の性質からして、感染者数が増えることは予想できたことでもあり、これまで通りの行動変容では対応できないことも予想できたと思う。

 

 私が依然としてわからないのは、諸外国ではやっているようなfield hospitalの設置など、医療リソースの量的拡大の施策をなぜやらないのかということである。


 尾身会長は昨日も会見されていたようだけれども、政府中枢に近い立場にある医療関係の専門家は、なぜそのような助言や立案をしないのか、理解に苦しむ。


 医療スタッフは急に増やせないというのはよく聞く話だけれども、それは諸外国も同じことのはずだ。

 なんらかの文化的、システム的理由で、日本の医療関係者、厚労省は、そのような対応ができないらしい、という認識のもと、日々のニュースを見ている。


 メディアにはぜひ、そのあたりの「不能」の理由を調査報道して欲しい。


(時事評論)