ネットフリックスから完全に一時離脱してせっせ、せっせとアマゾンプライムで見ている「Veep」だが、ようやくシーズン6まで来た。


 しかし、このプロットの完璧さ、仕上がりの素晴らしさはどうだろう。


 アメリカの大統領、副大統領、上院、下院をめぐる政治コメデイだが、現実に対する批評的スタンスが素晴らしく、結果としてアメリカ政治の深層を学ぶ格好の題材にもなっている。


 改めて思うんだけど、日本のお笑い芸人さん(のほとんど)、そして地上波テレビの、うちは社会批評、政治批評のコメデイはやりません、という意固地な姿勢、なんなんだろう。


 ばかみたい。(笑)


 単に、海外にどんなにすごいコメディがあるか、知らないだけじゃん(笑)


 それで思ったことは、Veepのようなすぐれた政治コメディを、かつてテレ東が「モンティ・パイソン」を紹介したように、日本の地上波でやればいいんじゃないか。それで、吹き替えの声優さんの一部を、吉本を始めとするお笑い芸人さんにやっていただいたらいいんじゃないか。


 そうしたら、小さく前にならえの狭い狭い世界で職人みたいにやっている日本のお笑いも広がるし、芸人さんたちもオルタナティブなコメディ学べるし、世界進出のきっかけにもなるかもしれないし、みんなウィンで幸せなんじゃないか。


 もちろん、声優さん、ウーマン村本さんはぜひキャスティングしてほしいと思う。


(クオリア日記)