菅義偉総理の所信表明演説をネットですべて聴いた。


 実務的で、具体的な話しがたくさん盛り込まれていると感じた。


 印象的だったのは、「政権交代以来」と、2012年の安倍内閣の発足以来の流れを今のご自身の内閣に結びつけていたことで、ご自身の内閣を、その流れの中に置くという意識を感じた。


 「アベノミクス」を引き継ぐという表現もあった。


 安倍内閣の官房長官として、事実上、政権の中核部分を支えていたということもあり、そのような認識が演説のかなりの部分を占めていたと思う。


 今後課題になるのは、継続が人々に与える安心感と、しかし時代も状況も変わっていくのだから、菅さんが思い切って新機軸を出す必要性と、そのような変化が起こせるのかどうかということだろう。


(クオリア日記)