菅政権の支持率が高く出たようだ。

 就任直後は、いわば「ご祝儀相場」で、高めに出るのだろうから、このあとが勝負だろう。


 それにしても、ぼくはこの「支持率」というのが毎回よく趣旨がわからない。


 みんな、「支持する」「支持しない」の二択で聞かれて、なんとなくの気分で答えるのだろうけれども、はっきり言えばきわめていい加減で、答える方もはっきりとした理由なんてわかっていないことが多い。


 そんないい加減なものをニュースで重大事のように報じるのは、当たるも八卦当たらぬも八卦のようなものでどうなのかと思うけれども、メディアの伝統芸になってしまっている。


 ぼくは、支持率というのはああそうですか、という参考程度に見ておけばいいといつも思っている。


 選挙の票に直結する議員さんたちは、気が気じゃないだろうけれども、逆に言えば議会制民主主義というのはそれくらいあいまいな気分に基づいているのだ。


(クオリア日記)