特別報道番組、トランプ大統領の最高会議からお送りします。


トラ=トランプ大統領

スタ=スタッフ。実際には何人もいる。


トラ「中国をなんとかしたい。いいアイデアはないか。


スタ「むずかしいんですよね・・・」


トラ「共産党員の入国を禁止するというのはどうだ?」


スタ「いっぱいいすぎて、家族もたくさんいて、無理です。」


トラ「中国人の学生をアメリカから追放するというのはどうだ?」


スタ「アメリカの大学が崩壊します。」


トラ「南シナ海の中国の基地を爆破するというのはどうだ?」


スタ「仕返しがこわいです。」


トラ「ようし、それじゃあ・・・」


スタ「だ、大統領、なんでしょう。」


トラ「これは画期的なアイデアだぞ!」


スタ「だ、大統領、なんでしょうか。」


トラ「台湾を別の国家として承認し、国交を樹立するというのはどうだ?」


スタ「大統領にしては珍しく筋の通った・・・失礼、筋の良いご提案ですが、中国の仕返しがこわいです。」


トラ「うーむ・・・そうか。。。じゃあ・・・中国をアメリカの51番めの州として認めて、習近平はその州知事になるというのはどうだ?」


スタ「大統領、絶対に無理です。」


トラ「中国の国名をチベットに変えるというのは?」


スタ「大統領、絶対に無理です。」


トラ「中国の国名をウイグルに変えるのは?」


スタ「大統領、絶対に無理です。」


トラ「君たちは何でも反対する・・・それでは、私の再選が・・・そうだ、わかったぞ!」


スタ「だ、大統領、なんでしょう。」


トラ「台湾の人たちに、水泳を習わせるのだ。」


スタ「そ、それで?」


トラ「特に、バタ足を習わせるのだ。」


スタ「そ、それで?」


トラ「台湾の人たちが、台湾の西側の海岸に集結するのだ。」


スタ「そ、それで?」


トラ「それで、地面をつかんで、海に入っていっせいにバタ足をすれば、台湾は中国から離れていってしまうだろう。」


スタ「大統領、絶対に無理です。」


トラ「なぜだ?」


スタ「だって、考えても見てください。台湾よりも、中国の方が人口が多いのです。それを始めたら、中国の人たちが台湾の東海岸でバタ足をして、あっという間に位置を戻してしまいます。」


トラ「あっ、そうか!」


スタ「それどころか、どんどん近づけて、台湾を中国と地続きにしてしまうでしょう。」


トラ「そうか、しまった。。。っていうか、君たち、絶対に私をバカにしているだろう!」


スタ「大統領、いえいえ・・そんなことは」


番組の途中ですが、ここで、突然、中継を打ち切らせていただきます。


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