ネットフリックスの「今ドキ!インド婚活事情」(Indian Match Making)をぜんぶ見てしまった。(笑)
https://www.netflix.com/title/80244565
一つのエピソードが短く、いろいろな人が代わる代わる出てくるので、つい引きつけられて最後まで見てしまった。
それで、レビューだけど、本質にふれるといわゆるネタバレになるのでそれはやめておく。
ただ、以前から、インドの方々に会ったときに感じていたあるクオリアを確認できて、とても勉強になった。
つまり、ヒンドゥーや家族などの文化を色濃く大切にしつつ(だからこそお見合い結婚がこれだけ重視され残っている)、一方でみんな英語を流暢に話してアメリカを始めとしてグローバルに活動しているという、伝統と現代が共存しているスケール感が、日本にはないなあと思う。
何度か書いていることだけれども、このドキュメンタリーも、現代の文法に則って、ナレーションは一切なく、本人たちの発話だけを編集してつなげてつくられている。
途中、Punjabの人じゃなくてはいけないというのが何度も出てきて、北インドのあの地域が文化的にとてもユニークな単位になっているんだなあ、とかそういうことが身に染み付いていく。
あと、ひとりシク教徒の人が出てきたんだけど、お父さんのたたずまいのクオリアがとてもよくて、逆にシク教に興味を持ってしまった。
お父さん、ターバンを巻かれていた。
以前に『愛の不時着』や『梨泰院クラス』を見たときは、韓国、韓国文化圏、韓国語に「旅」をしたような気持ちになった。
「今ドキ!インド婚活事情」も、インド、インドの人たち、インドの文化圏に旅をした気持ちになりました。
英語に加えて、ヒンディー語で話す時間帯もあって、それでその音とかリズムにずいぶん慣れてくる、という意味でも「旅」になりました。
濃密な時間。おすすめです。
(クオリア日記)