そういえば、この前ランニングしているときに、目の前で三輪車に乗っていた女の子が、前につんのめって、倒れてしまった。


 それで、両手を思い切り地面についた。


 後ろからお父さんがすぐにかけよった。


 だいじょうぶかなあ、と思ったけれども、幸いなことに怪我はなかったようだった。

 それで、その女の子、両手をパンパンパンと叩いていた。


 小さな子が、転んで手をついたあとに、そのようにして両手をパンパンパンと合わせて叩くのって、よく見る光景のような気がするんだけど、あれはどこから来るのだろうか?(笑)


 大人ももちろん手のよごれを落とすために何かするだろうけれども、パンパンパンと叩くというよりも、すり合わせたりいろいろするんじゃないかと思う。


 子どもが転んで手をついた後のパンパンパンは、もっとおまじないというか祝祭的な気がする。


(クオリア日記)