しばらく前に、黒川清さんもいらっしゃるズーム会議でみんなで話していた時、黒川さんが、日本の大学関係者と話していると、来年の大学入試が予定どおりできるかどうかということを心配している人が多いと言われた。それで、黒川さんはアメリカも長いから、日本の大学関係者が、「アメリカはだいじょうぶですかね」と言って、黒川さんがマジウケして、「そんなものがあると思っているのかよ!」と大笑いしたということ。


 日本のセンター試験(今度の新テスト)や二次試験のように、大量の受験生が、一つの会場に集められて一斉に受けるような「入試」はアメリカにはない。


 もちろんSATとかTOEFLとかはあるけど、それはバラバラの会場でそれぞれだ。


 受験機会も複数あるし。


 ようやくハンコなくてもいいよ、ということになったようだけれども、日本から入試の一斉受験の風物詩がなくなって、すばてAO入試になる日など来るのだろうか。


 日本の大学のアイデンティティや体質、人的リソースを考えると、なかなか難しいとは思うのだが・・・


(クオリア日記)