連続ツイート2580回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


コロナの騒ぎのときに、日本の地上波を見る習慣ができたけれども、そろそろ嫌になってきて、また音声はBBCのradio 4を聴く生活に戻った。今、NHK総合の朝7時からのニュースを画面だけつけてBBC radio 4を聞いているけれども、画面を見ていると嫌になった理由がよくわかる。


「東京アラート」という、誰がどのような経緯で決めたのかわからないシステムを、何の批評もなく、今度はステージ3だからお店はこうだとか、利用者の人はこう感じでいるとか、まるで風物詩のように報じることが「ニュース」だとは全く思えない。NHK、やっぱり根底的にダメなのかもしれない。


NHKのニュースの報じられ方を見ていると、緊急事態宣言にせよ、東京アラートにせよ、「お上」が決めたことは所与のことで、それに対してお店にせよ、お客にせよ、民間はあれこれと感じたり文句を言ったりしながら「従う」ものだという文法でつくられていて、その前提自体を問うという発想に乏しい。


NHKのニュースを真に受けて見ている時間に比例して従順で、バカで、批評性がなくなっていくと思えるくらい、ひどい。今、世界各地で吹き荒れているBlack Lives Matterに始まる今までの価値観の根底的な問い直しの批評性や熱さと比べると、タイムカプセルに入った全体主義国家の化石を見ているようだ。


こういうことを書いても、NHKが急にまともなジャーナリズムを始めるとも思えないし、そもそも心がある人はテレビなんか見ないのかもしれない。ぼくもコロナで一時期戻ったが、そろそろ嫌になったので離れる。ただ、見るものがあまりにもひどくてうんざりするので、忘備録のために記すものである。


以上、連続ツイート2580回、「東京アラートをなんの批評性もなしに報じるNHKはタイムマシンに入った全体主義国家の化石か」をテーマに5つのツイートをお届けしました。

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