1316回


.はぴねすさん


茂木先生、こんにちは。高3と小2の二人息子が居る母で、DVサバイバーです。
10カ月前に、夫に母子で家を追い出されて、実家の親等からの支配もあり、脱出後は、本当にサバイバルでした。助けてくれたと思った職でも、破産詐欺に巻き込まれ、色んな機関に相談に行きながら、母子で回復して来ました。
コロナ禍以前に、非常時生活が続いていたので、コロナ禍になってからは、世間よりも母子共に動じない状態でした。
大分前になんでも相談で、コメント欄に、行政書士の方が、「行政書士として、困ってる人のパイプ役になれるかもしれない」と書いてくださっていたのですが、私の先々の目標も、行政書士としてパイプ役になることと、志しができました。ありがとうございます。(色んな相談機関に行った中で、行政書士の方が、人権を尊重した上で、できることできないことのアドバイスが、最適だったと感じたからです。)
前置きが長くなってしまいましたが、なぜ(DVも含めた)いじめが起きるのか、沢山の本を読んだ中で、大人になるまでの前頭前野の発達が、関係性が大きいのでは?と思ったのですが…
発達時期に、良くない環境に居た(息子達には、面前DV等があった。)場合、それを発達時期後に回復していくには、何が需要、効果的と思いますか?

社会的に、いじめ、DV、虐待は良くないとまで知っている、啓発情報は多いですが、何が良くなくて、このようにした方が社会にプラスになる、とまで啓発情報が広まれば良いなと、思っています。

よろしくお願いいたします。


ご回答。


それは、大変な思いをされましたね。


どうか、平穏で幸せな日々がこれから続きますように。


ご指摘の通り、感情を司る扁桃体などの回路に対して、それをコントロールするのは前頭葉で、前頭葉の回路の働きには、その人の子どもの頃からの経験が非常に重要な影響を与えることが知られています。


しかし決して運命論ではなく、大人になってからも修正、補足は可能です。


広い意味での「教養」、さまざまな経験が役に立ちます。


人生でのいろいろな体験だけでなく、文学や映画、音楽などの文化の教養も前頭葉の回路を育んでくれるのです。


どうか、これから素敵な日々が続きますように。

nounandemo
 
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