連続ツイート2565回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


専門家会議の議事録を共同通信が情報開示請求をしたところ、事務局の内閣官房が「作成していない」と回答したということ、全く呆れる。このような無能力、あるいはモラルのなさ、あるいはその両方は国政を担うものとして「犯罪」行為であり、過去にも何回もあったけれども、もううんざりだ。


今回のコロナ危機が国家にとって100年に一度の重大事で、専門家会議が政策決定において重要な役割を果たしてきたことは誰もが知る事実である。その会議において誰がどのような発言をして、どのような議論で結論が出てきたのか、後世にそれを検証して分析する資料として議事録は欠かせない。


しかも、議事録をつくるのに別に大したテクノロジーも予算も要らない。単に録音してそれを文字起こしするだけのことである。それくらいのこともできない人たちが内閣官房にいるとは信じがたい。国家運営の上で邪魔だから、他の人たちと交代して欲しい。


もし、多くの人がそうなのではないかと推定しているように、実際には録音もとっていて、その文字起こしも内部でも作成しているのに、問い合わせに対して「議事録は作成していない」と白を切っているのだとしたら、別の意味で悪質である。このパターンを、私たちは過去数年に何度見てきたことだろう。


中央省庁の制作決定のプロセスの透明性や、その情報開示の必要性について、日本の役人たちは国民をなめきっているというか、愚弄していると言ってもいいくらいひどい。しらを切ってとぼけていればそれで済むと思っているのだろうが、今回のコロナ危機のような重大な事態でも、それで通すつもりか。


今回の「専門家会議」の「専門家」たちは、ベストな判断をしてきたとは必ずしも思われていない。特にPCR検査や検査の基準などについての判断は妥当ではなかった可能性が極めて高い。そのような部分を含めて、議論や意思決定のプロセスを透明にしなかったら、どのようにしてそれを検証しろというのか。


中央省庁の役人たちが、重要な制作決定のプロセスを隠蔽し、その議事録などのデータはないと白を切り、結局誰も責任を追わないかたちでずるずると愚かな政策をやり続けていたら、国が滅びる。いい加減、霞が関のこの幼稚な文化は改めて欲しい。そうでなければ内閣官房のスタッフを全取っ替えすべきだ。


以上、連続ツイート2565回、「記録はないと白を切り、とぼける霞が関の幼稚な文化はいい加減に改めよ」をテーマに8つのツイートをお届けしました。

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