連続ツイート2557回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


黒川さんが賭け麻雀をしていた件だけれども、構成要件としては刑法の賭博罪かなにかに該当するんだろうけれども、可罰的違法性があるのかどうかというと社会通念上微妙なところがあると思う。知り合いどうしで駆け麻雀をするというのは少なくともある時期までは日本社会に案外広くあった習慣だ。


ぼく自身、というかぼくの世代以降は、賭け麻雀というか麻雀をするという習慣自体が廃れてしまっているようだけれども、黒川さんは少し上の世代、習慣なんだろう。ぼくは麻雀のルールはわかるけど、点数は数えられない(笑)。脳活としては確かに認知的負荷があるから、健康麻雀だったら結構なことだ。


今回のことは、黒川さんは立場を考えずに、あまりにもタイミングが悪かったということなんだろうから、ぼくはあまり目くじら立てて、黒川さんを非難する気にはなれない。辞任は避けられないのだろうけれども。それよりも驚くのは、むしろ、黒川さんの賭け麻雀の相手の構成である。


黒川さんは、産経新聞の記者さんと、朝日新聞の元記者さんといっしょに賭け麻雀をしていたという。取材対象とこうやって仲良くしているというのは、本当に仲が良かったんだろうなあと思うし、そこに、普通真逆だと思われている産経さんと朝日さんが呉越同舟だというのも、ズブズブな感じがする。


日本では、記者クラブの問題もあり、取材対象と取材者の間に良い意味での距離感、緊張感がないとよく言われることだけれども、黒川さんが賭け麻雀をするくらい仲のよいお友だちが、まさにその取材者で、ふだんからズブズブなんだろうなあ、と類推させる状況の方が、どちらかというと問題だろう。


むしろ、この件に関しては、通り一遍に黒川さんタイミング悪く賭け麻雀してしまいましたね、辞任は避けられませんねみたいに表面的な報道をするよりも、そこに表れている日本の官庁とメディアのズブズブの関係をこそ分析してほしいなと思う。そして、メディアの人たちはその現状を熟知しているはずだ。


以上、連続ツイート2557回「黒川さんが産経、朝日の記者さん、元記者さんと賭け麻雀をしていた件で思うこと」をテーマに6つのツイートをお届けしました。

連続ツイートまとめ.png