連続ツイート2551回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。




香川県の高校生が、ゲーム条例は憲法違反だと提訴する方向だということで、とてもいい動きだと思う。特に、憲法13条の「幸福追求権」などの基本的人権と絡めてきたのはとても筋がよくて、日本の裁判所は認めないかもしれないけど、大切な問題提起を含んでいる。


そもそも、なぜ教育があるのか、学びがあるのか。一人ひとりが幸福を追求するためだろう。何に興味があって、何を学ぶのか、個性や出会いで異なってくる。そんな中、オンラインゲームは、これからの社会のインフラであり、リモートワークなども見方を変えればオンラインゲームの技術とつながる。


日本の教育の惨状は、大人たちの学力感が致命的に古いことである。未だにペーパーテストの点数が大切だと思いこんでいる。愚かなことである。子どもたちがゲーム依存症と言うならば、大人たちはペーパーテスト依存症だ。しかも、後者の方が根が深く日本の発展を阻害している。


今回のパンデミックでの給付金のオンライン申請の惨状を見ても、日本はもはやIT後進国というかIT崩壊国である。なぜこうなったか? 大人たちの古臭い学力観の子どもたちへの押しつけは無関係ではないだろう。18歳まで、ペーパーテストをちーちーぱっぱとは、正気の沙汰ではない。


ビル・ゲイツさんは、高校の時一学期間学校に行かないでプログラミングだけしていた。先生もそれでいいとおっしゃったそうだ。それでハーバードに行った。日本のようなペーパーテスト原理主義、学校の「勉強」盲信主義とは全く異なる世界がそこにはある。でも、ゲイツさんのおかげで米国は発展した。


時代はどんどん変わっていて、オンラインのインタラクションの技術はこれからの文明の基礎である。それに興味を持つ中高生がいたら、文科省の薄っぺらい教科書なんか強制するよりも、そっちに集中した方がよほど有意義だし、国益にも叶う。大切なことは、これが、個人の幸福追求の結果ということ。


憲法13条の幸福追求権は、未だに日本の社会では理解されているとは言えない。一人ひとりが、自分の興味で、自分のやり方で、幸福を追求して良い。そのための学びをやって良い。そのような一人ひとりの選択が積み上がって社会が発展する。その程度のこともわからない大人が愚かな条例をつくっている。


以上、連続ツイート2551回「香川県のゲーム条例は憲法違反だという高校生の慧眼を全面支持する」をテーマに8つのツイートをお届けしました。

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