堀江さんの、定年延長問題についてのユーチューブを見た。
堀江さんのポイントは、ただでさえ検察、そして一人ひとりの検察官の権限は強いのだから、たとえ内閣総理大臣や時の権力の影響力を強める方向の改正であったとしても、それは民主主義の下では筋のいい話で、「独立した」(だからこそ暴走できる)検察よりもいい、ということなのかと思う。
選挙で勝った与党が選んだ総理大臣なのだから、たとえ失敗しても、自分たちの選挙でのふるまいが原因だと思ったら、マシだし、反省したらやりなおしたらいい、という趣旨なのかと思う。
堀江さんの意見は、確かに、考えるべき論点を含んでいる。
結果として、議会制民主主義の下で、国民が自分たちの民意と、自分たちの選んだ(はずの)リーダーを信頼できるかどうかという点にかかっているように思う。
信頼できるならば、あるいは失敗してもそれは自分たちの民意の帰結だと思う人ならば、堀江さんの言うことに同意するだろう。
一方、議会制民主主義の、あるいはその下で選ばれるリーダーのどこかに瑕疵があるかもしれないと思う人にとっては、堀江さんの言うことを全面的に肯定することにためらいを感じるのかもしれない。
読者のみなさんは、どうお考えなのだろう。
(クオリア日記)
(時事評論)