連続ツイート2531回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


このような状況なので、いつもと時間の使い方が変わったとか、時間が少しできたという方も多いだろう。そんな方におすすめしたいのが、今までずっと「読んだことがあるふりをしている本」(笑)を本当に読むことである。先日英語のyoutubeチャンネルでお話したが、私にも、そんな本がいくつかある。


たとえば、ガルシア・マルケスの『百年の孤独』は、「読んだことがあるふりをしている本」の一つである(笑)。ちゃんと本はあるのだけれども、読んでいない。読んでいないとまずいので、読んだことがあるふりをしているというか、会話で敢えてそのことに触れない(笑)。


トルストイの『戦争と平和』も、「読んだことがあるふりをしている本」の一つである。何しろ文豪トルストイであり、世界文学全集の『戦争と平和』であり、ナポレオンである。読んでいないとまずい気もするのだが、これまでなぜか「ご縁」がなくて読めていない。ひじょーに問題だと思う。


そして極めつけが、マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』。例のマドレーヌを紅茶にひたして食べて、そこから思いでがよみがえる、という下りは1997年に出版した『脳とクオリア』でも引用しているのに、実は全編は読んでいない(汗)。ひじょーにマズイ。こんなことではいけない(笑)


何年か前、池上高志 

@alltbl

 とかと話していて、池上が、「三島由紀夫の『豊饒の海』四部作を読んでいないのはまずいだろ~」と言って、ぼくも「そうだ、そうだ!」と言ったんだけど、その時点では読んでいなくて(笑)、慌てて読んだら面白かった、という「事件」があって、本を読むのは大切だと思う


漫画だと、『ガラスの仮面』は一度読まないとマズイと思いながら読めていないし、今をときめく『鬼滅の刃』も読めていない。古典から現代まで、読んでいないとマズイものはいっぱいある。「ステイホーム週間」などとも言われている今、「読んだことがあるふりをしている本」を読むいい機会だと思う。


以上、連続ツイート2531回、「今こそ、「読んだことがあるふりをしている本」を読もう!」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。





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