連続ツイート2517回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


私たちは相変わらず新型コロナウイルスの嵐の中にいるけれども、また、なんとかこの暗いトンネルを抜けなければならないけれども、この大変な状況の中で、これまで変わるべきだったことが変わろうとしていて、ひょっとしたら、このトンネルの向こうには新しい日本が待っているのかもしれない。


多くの人が大幅な制限のある生活を余儀なくされる中で、まずは、何が生きる上で本質的なのかを見抜く作業をしているように思う。制約があって、あれこれを断捨離しなければならないとしたら、手元に残すものはなにか、受けつがなければならないものはなにかの見極めが始まっている。


学校というもの、通学ということの相対化も始まっている。以前から学びの多様性とか、アクティヴラーニング、探求学習の必要性が指摘されていたけれども、学校に物理的に行けないという現実を前に、オンラインの学習を始め、新しい学びのあり方が一気に普及する気配を見せている。


政治家と私たちの関係も、選挙の時だけ投票してあとは向こうが決めたことを押し付けられる関係から、要望を出し、不満は言い、双方向のダイアログで発展していく健全な関係になる兆しがある。また、政治家の中でも、誰が本当に国民のことを思って行動してくれるのか、有権者の心の選別が始まっている。


政府の言うことやメディアの報じることを受け身で鵜呑みにするのではなく、さまざまな情報を自ら集め、信頼性も判断して活かすというリテラシーも、何しろ自分の健康や命にかかわることなので、みな真剣にやるようになってきている。「大本営発表」をそのまま受け取る人は少なくなってきている。


新型コロナウイルスの蔓延は世界的な問題なので、各国の対応の仕方の違い、政治のリーダーシップの差も、同じ事象、同じ基準で比べることができるようになっている。そんな中、日本の政治、官僚機構が持っている課題、問題点もわかりやすく浮き彫りになっている。私たちは二度と元には戻れない。


新型コロナウイルスの蔓延はたいへんなことだけれども、以上に書いたようななかなか進まなかった変化が胎動する兆しもあるから、このトンネルを抜けた先の日本はだいぶ変わっているのではないかと思う。学校を続けるという判断に対して反旗をひるがえしてストライキしている高校生などはその例だろう。


以上、連続ツイート2517回「新型コロナウイルスのこの暗いトンネルを抜けたら、その向こうに新しい日本があると思いたい」をテーマに7つのツイートをお届けしました。

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