連続ツイート2515回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


子どもの頃、よく、大人たちが「へりくつ」というようなことを言っているのを聴いていた。その頃は意味がよくわからなかったんだけど、時間が経つにつれて、要するに、部分的なことにこだわって、全体を見ていないようなものを「へりくつ」というんだと理解していった。


今世の中ではやっている(というかはやっていた)へりくつは、コロナウイルスの検査を多くする必要はないというものだろう。「専門家」の一部が言うのもあきれたが、ツイッター上で考えをコピペしたような思考停止の方々の群れが大量に湧いてきたのも残念だったし迷惑だった。検査は必要に決まっている


検査をする、しないという議論を、現場の状況や、感染の心配や、他の検査方法の所在(CTなど)などに言及してあれこれという「へりくつ」はさんざん聞かされてきたが、少なくともキャパの上限まで実施するよう努力すること、そしてそのキャパを増やさないといけないことは、諸外国を見ても当然だろう。


検査をめぐる議論で見落とされてきたのは、熱が出て咳も出て医者とか保健所に相談してもたらい回しされる不安な患者さんの立場である。検査数をおさえた方がいいというのは正当性がきわめてうたがわしいへりくつだが、そのへりくつが依拠する「システム設計」から抜け落ちていたのが患者の立場だった。


熱が出て、咳が出て、寒気がするのに、新型コロナかわからない、検査もしてもらえない。たらいまわしされる。そのような方の気持ちがいかに不安で焦燥に満ちたものか。そのようにして心が揺れることが免疫系にいいはずがない。へりくつのせいで、多くの方がちゅうぶらりんの不安な状態になった。


保健所の判断とか、もうどうでもいいから、医者が検査が必要だということになったら、検査すればいい。本当は医者の判断をボトルネックにする必要もないと思うが、日本ではまだ無理だろう。いずれにせよ、自分はコロナなんだろうかと心配でふるえている方々へ迅速な検査を。へりくつは退場せよ。


以上、連続ツイート2515回、「検査の数はおさえた方がいいというへりくつは退場して、心配な患者さんたちに迅速な検査を」をテーマに6つのツイートをお届けしました。

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