1223回


きゅうさん


19歳女です。

「私の目の前で話しているこの人の話していることはおそらく間違っているな」ということを認識している自分を認識している。(間違っているというのは例えばもうすでにこの世で採用されなくなった理論を信じている等、極端な例で言えば天動説とか)
しかし私はその人の理論を受け入れなければいけない状況にいる。(私は今学校の先生をイメージしています)
反論できる立場にいるわけでもない。目の前で話している人よりも、自分は知識が劣っているように感じられる。(自由な発想力とか、そういう能力の高低は知らんが)(または反論してもいいのかもしれない。海外とかでは反論できるやつがやるじゃんとなるのかもしれないし日本でもそういう教育の場があるのかもしれないだけれど私はまだそういう場に遭遇したことがない遭遇したことがないと思っているだけで遭遇したことはあるのかもしれない分からない)
そういったことが起こったとき、自分の無力さに直面、間違いは認識できるのに、正解は立証できない悔しさ。
一体どうすればいいのでしょう?(どうすればいいかってまあなんてアバウトな質問だこと)という質問でしたが、そのような経験の中で学びを深めていくことこそが研究なのかなとも思います。

結局は自分の能力不足なのかしらと思ってもみます。


ご回答。


 世の中では、さまざまな方がいらして、事実誤認の方、偏った見方をする方、感覚が時代遅れの方がいます。


 そして、そのような方に限って、自分の意見を強く主張して、他人に押し付けてくる傾向があるのです。


 そのような人に出会ったらどうすればいいのか。反論したり、議論したりする必要は必ずしもなくて、ただ、黙ってきいていて、スルーすればいいのです。


 そして、自分は自分の意見や感覚をやしなっていけばいいのです。


 すれ違いですが、ある意味では、そのすれ違いを許容する「世界」の多様性、豊穣はいいなあ、と思うくらいでいいと思います。


 そして、自分が素敵だなあ、いいなあと思えるような人たちといっしょに過ごす時間を増やすことです。


 間違った意見を持っていたり、偏っていたり、感覚がずれたりすることで損をするのは、その人自身なのですから、きゅうさんには関係がなくて、きゅうさんはきゅうさんで自分の人生の幸福を追求する権利があるのです。

nounandemo
 
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