連続ツイート2475回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


新型コロナウイルスへの対応で、全国の小中学校を休校にすることを安倍首相が要請したということ。法的根拠はよくわからないが、劇的な対策をとるのが適切と判断されたのだろう。この対応の是非は難しいが、これまでの政府の対応はなぜもっと迅速に徹底的にできなかったのかと対照において疑問に思う。


特に理解し難いのが新型ウイルスの検査体制で、クルーズ船の関係者に対しても遅すぎたし、今も遅すぎる。その言い訳としてネット上で見かけるあれこれの言説は、劣等生の自己弁護にしか聞こえない。ドイツの担当大臣の「少なすぎる検査よりも多すぎる検査がいい」と見解が妥当だろう。


医療機関のキャパとか、検査結果は100%じゃないとか、重症患者だけ検査すればいいとか、ごちゃごちゃいう言い訳は聞き飽きた。なぜ、可能なかぎり速やかに検査体制を整えないのか。論理的な思考能力が根本的に欠如してい。そもそも、検査結果がなくて、どのように感染者数を把握するというのか。


わけのわからない言い訳で検査体制が整っていないせいで、日本国内の感染者数の基礎データが揃っていない。だから、みんな疑心暗鬼になっている。実際の感染者数はもっと多いのだろうと(おそらくそうだ)。そのような疑心暗鬼が、今回の安倍さんによる小中学校の休校という劇的な措置につながっている


病院のキャパが足りないのならば、韓国のようにドライブスルーのような検査場を設けることはできる。可能なことをなんでもやろうとしないで、既存の体制、予算、システムを前提にこれだけしか検査できません(しかもそのキャパも使い切っていない)と言い訳するのは見苦しい。


一番理解し難いのは、「医療」を閉鎖システムとしてとらえている。はっきり言ってウイルス検査をするのに医者は要らない。単に機械的プロトコルがあるだけ。フリードマンは「選択の自由」で、医師や弁護士の資格廃止を主張したが、「国家資格」や「肩書」を絶対視する思考停止が柔軟性を失わせている。


以上、連続ツイート2475回「全国の小中学校の休校という劇的な措置をとるくらいなら、とっとと検査体制を拡充せよ」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。

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