１１９９回
きなこさん
茂木先生こんにちは。
大学生、19、女
私は昔から学校などで除け者にされている変わり者的存在の子と仲良くする傾向があります。
それにはきっと二つの理由があります。一つ目は幼少期を海外で過ごしていたこともあり、異なった価値観を比較的寛容に受け入れられること。二つ目に昔から母親に、近くに住んでいた学校では嫌われ者だった子と仲良くしてあげなさいと言われていたこと。がきっかけだと思います。
そして大学生になった今、サークルにもそのように異質な存在であるために除け者にされている子がいます。私はその子に居場所を提供しなければと言う思いに駆られ、仲良くしています。そうすると、他の子達は私に寄りつかなくなります。反対に、その変わり者の子にはすごくべったりされます。べったりされるくらいなら私は一人でいたいタイプです。さらに、実際には私がもっと興味のある他の子たちと仲良くしたいです。でも昔、母に言われた言葉に囚われその様な子たちに優しくしなければと思ってしまい、なかなか人間関係を楽しめません。そして本心では相手を見下してしまっているのです。
どうしたら私が心から好きになれる友達と仲良くすることができますか。嫌いな子と仲良くするくらいなら一人でいたいのですが、一人でいる自分にも自己肯定感を持てません…
ご回答。
きなこさん、偉いね！
とても素敵なことをされていると思います。
ぜひ、そののけものにされている変わった子とも仲良くして、その他の、もっと興味ある方たちとも仲良くしてください！
そうすることで、きなこさんが、スティーヴ・ジョブズの言う「ドットとドットを結ぶ」、補助線のような人になることができるのです。
変わり者の人が、きなこさんを頼ってくるのはわかるのですが、そこだけでべったりになってしまうと、変わり者の方も世界が狭くなってしまって、もったいないです。
いつもいっしょにいる必要はないから、きなこさんがあちらこちら飛び回ってしまって、文脈もどんどん変えて、超えていってしまえばいいのです。
それができるのはきなこさんだけです！
友人関係というのは、その中に多様なひとたちがいる、「ポートフォリオ」の考え方が大切です。
きなこさんだったら、それができますよ！
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