スマホON, OFFの脳文脈

連続ツイート2446回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

先日のセンター試験で、一人の受験生の方が試験中にスマホを見てしまったということだったけれども、みんなが同じ条件で試験を受けるというのが前提だから、それはやっぱりまずかったと思う。それとは別に、スマホと学力の関係については、整理しておくべきことがある。

まず、スマホは現代において情報収集や処理、創造のツールとして欠かせなくて、ぼくも電車に乗っている時とかの空き時間に猛スピードで(主に英語の)情報を閲覧している。もちろん論文のダウンロードと読みもできる。Garage bandとか使えば、音楽もつくれるし、動画編集もできる。

マホは暇つぶしの道具ではなくて、手のひらに乗るスパコンだから、子どもたちにスマホの使用を禁止するのはナンセンスだと思う。むしろ、子どもたちにはスマホを最大限に駆使して現代にふさわしい技術、intelligence(情報収集)の能力をもたせるべきだ。

その上で、スマホを使わずに脳を使う時間帯を持つこと自体は悪いことではない。だから、授業中はスマホを出さない、というようなレギュレーションをするのは「アリ」だと思う。休み時間にはいろいろチェックするために使ってもいいかなと私は思う。そして、試験時間中はスマホを使わないルールもアリ。

スマホを使うと、それを前提にした脳の活動になるし、使わないと、それに依存しない別の文脈での脳活動になる。どちらも大事だから、スマホのON、OFFの文脈を両立させて、その間にスイッチングすればいい。だから、学校教育や試験においては、OFFの文脈を育成するというポリシーはアリである。

ただ、日本の教育の現状はITリテラシーの醸成に失敗しているから、教室や学校で今よりももっとスマホを始めとする情報機器を使いこなす訓練をするべきだという議論もある。例えば英語の授業で、スマホをつかってある情報をマイニングする訓練とかコンペをしてもいいのではないだろうか。

つまりは、スマホを始めとする情報機器のON、OFFのどちらも脳文脈として欠かせない。今までの学校教育がOFFに偏り過ぎていたことを反省し、ONの文脈を増やしつつ、状況に応じてOFFの文脈で育まれる脳活動を醸成することを図っていったら良いのではないかと思う。

以上、連続ツイート2446回「スマホON, OFFの脳文脈」をテーマに、7つのツイートをお届けしました。

参考記事。