連続ツイート2426回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


ゴーンさんの記者会見、さまざまな複雑な感想を持った。まず、ご本人の会見だけれども、手をふりまわしながらまくしたてるような感じで、気持ちはわかるけれども、もう少しうまくやれたように思う。冷静に、控えめに、事実だけを訴えた方が効率的で好印象だったと思う。ただこれは個性なので仕方ない。


次に、日本のテレビ局が会見場から締め出された件だけれども、やはりいつも指摘している「○○容疑者」「○○被告」のような決めつけ報道や、検察リークの垂れ流しなど、国際水準から見たらやはり不信を持たれて仕方がないと思う。日本国内で記者クラブ以外のジャーナリストを締め出している報いである


検察や法務大臣の反応だけれども、メンツをつぶされたのはわかるけれども、日本の司法制度に問題はないとか、各国それぞれだという相対主義を言うだけでは、世間の不信はぬぐえない。むしろ、自分たちの運用している制度の矛盾や問題点を謙虚にメタ認知して改善を検討する方が信頼を回復できると思う。


いずれにせよ、ゴーンさんの会見について日本国内のメディアや組織の反応を見ていても、あまり参考にならないと思う。この問題の本質は、日本の制度、文化と海外のそれとの間の不整合で、海外のメディアがどう報じているか、その背後のマインドセットは何かということこそ注目したい。


ゴーンさん個人の資質や、この「事件」の法的評価は別として、今回の『Mr.ゴーンレバノンに大逃亡』から、日本のメディアや司法制度が学ぶことはたくさんあると思う。単にゴーンさん個人の問題にして批判したり糾弾しても、全く生産的ではないと感じる。


以上、連続ツイート2426回、「ゴーンさんの記者会見に思ったこと」をテーマに、5つのツイートをお届けしました。

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