連続ツイート2423回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


圧倒的にインプットが足りないと感じていて、特に注目すべき本を読めていないという自覚があり、しかし机に向かっている間は他にやることがあるので、苦肉の策で歩いている間にAmazonのaudibleで本を「聴く」ようにしたら、これがとてもいい。


今はペンローズの「皇帝の新しい心」に続いてSean CarrollのSomething deeply hiddenを聞いているけれども、この中に出てくるAustere Quantum Mechanics (AQM)がなかなか考えさせられるもので、いろいろと連想しながら聞いて歩いているととても楽しい。


もともと、英語圏ではaudiobookの需要が大きいということは知っていた。車で通勤する人などが聞いているらしい。ぼくも、ikigaiを書いたとき、同時にaudiobookの契約をして、エージェントに朗読も自分でやるかと聞かれたが、さすがにそれは、と断ったけど、チャレンジすれば良かったかもしれない。


本を耳で聴くことの利点は、想像力かなと思う。文字で追っているよりも、意識の注意のリソース管理の回路が自由で、いろいろと連想したり、想像したりしやすいように思う。視覚と異なり、脳の注意リソースへの要求や支配が独占的ではない分、自由に解放されるところがあるのだ。


Something deeply hiddenでベルの不等式を論じているところなど、聴きながら久しぶりに量子力学の非局所性とかentanglementについてあれこれと考えてしまった。目で追っているよりも、思考の自由度が高くて、いろいろ考える余地があるように思う。


本を読む時間が足りないという状況から苦肉の策で始めたaudibookだけど、とてもよくて、創造性や想像力との相性もいいと思うので、おすすめです。ぼくは英語の本が中心ですが、日本語の本の方もきっといいと思います。


以上、連続ツイート2423回、「本を耳で聴くことのオススメ」をテーマに6つのツイートをお届けしました。

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