1131回
くろねこさん
茂木先生、こんにちは。
私の友人のひとりに、水のながれるように、心地よいしゃべり方をする人がいます。
おそらく、表現,語彙などが卓逸していると思うのですが、秘訣をそれとなく訊きました。
すると、漱石などを音読していると話していて、なるほどなあ…
といたく感動しました。
茂木先生は近頃、YouTubeに朗読をアップされていますが、朗読には、話し手,聴き手の心に果実をたわわに実らせる可能性がどこかにあると思うのです。
朗読のビギナーですが、今年はチャレンジしようかと思い、静かに馬に乗った気分ですが、ところが進む方角がイマイチわからず、馬も私も途方に暮れています。
茂木先生ご自身の旅の軌跡より、朗読や音読について、塵ひとつなく冴え渡る冬空の下、貴重な助言をいただければ、私は相棒の馬と、「子年朗読の旅」がスタートできそうです。
よろしくお願いします。
ご回答。
朗読は、ぼく自身もそんなに経験値があるわけではないので、アドバイスのようなものはできないのですが、ぜひ、お好きなものからやられたらいいと思うのです。
日本の朗読文化はまだまだ発展途上だと思います。もっと声を通して文章を味わうということをしてよいように思うのです。
漱石を音読されているご友人、素敵ですね。
実践されているところがすばらしい。
ぼくは時間がないので、最近英語の本をaudibleというアマゾンのサービスで聴く機会が増えているのですが、時に目で読むよりも自由に深く理解したり考えたりできるように感じます。
もともと、今の時代は視覚優位で、聴覚を使う機会が減っていますが、想像力を養うという意味では聴覚をもっと使うべきだと思います。
その意味でも、朗読をぜひされるといいですよ!
始めましょう!
くろねこさんの文章、味わいがあって素敵です。
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